Complete text -- "自由席の旅"
22 December
自由席の旅
新長田をぶらぶらした後の復路.観光したい場所は他にもあったものの,喉がちょっと痛い,舌に出来た口内炎が結構痛い,そして,寒い!
ということで,お昼を食べた後はおとなしく戻ることにしました.
駅で新幹線の空席状況を見ると,マル印ばかり.
結果,新大阪までローカル線を利用し,ひかり→こだまを乗り継いで小田原まで戻ることにしてみました.
新大阪まではほぼ1時間.
新大阪発のひかりは,予想通り,自由席はガラガラ♪
ひかりの中では,車窓の向こうに雪化粧した景色が続き,名古屋まではあっという間でした.
名古屋で今度は,名古屋発のこだまに乗り換え.
のぞみと比べると当然時間は掛かるものの,北に面した窓側の席が沢山空いていて,その中の一つに席を取り,パソコンを広げて出張報告を済ませることに.
静岡に入ると,景色を確かめながら,富士山のシャッターチャンスが近づいてきます.
今でも覚えているのは,高校の修学旅行の帰り,鉄橋を渡る途中に撮影した橋と富士山の姿.
廻りの連中も,カメラを持った僕の前を開けて撮影に協力してくれたっけ.
後で,出来のいい写真の一こまを焼き増しして,大勢に配った記憶が今でも残っています.
富士山がよく見えそうなお天気の日は,新幹線に乗ると,しばしばその時のことを思い出しては,車窓を眺めています.
今回は,携帯のカメラでかなり厳しい状況ではあったものの,古い携帯にしてはまあまあ,でしょうか...
保存に時間が掛かる古い携帯のカメラを使っていると,昔の銀塩カメラの方がはるかに便利だったことを思い出します.
でも,場所を取らないお手軽さもあり,一眼レフカメラを持った旅はすっかり減ってしまいました.
とはいえ,貧乏の御陰(?)でこだまに乗る機会ができ,自由席の良さを思い出すきっかけになったかも知れません...
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