11 February

人の振り見て我が振り直せ

先日の「言葉のちからSP part 2」,うっかり見逃したらしく,たまたま再放送しているのを録画して,先日見ました.
相変わらず,共感出来る言葉が多いです.

- お前が考える七割で良しとして ほめてやれ -

言葉は違いますが,これと同じ意味合いの事は,松下幸之助さんも言われていたと思います.
自分に厳しくしているつもりが,他の人に対しても知らず知らずのうちに厳しくなってしまい,相手の個性の良さを引き出せない.
そういう経験は自分にもあり,管理職に発つべき人が肝に銘じるべきことでしょう.

- 得るは、捨つるにあり -

虎穴に入らずんば...を思い出します.

- 決まった道はない ただ行き先があるのみだ -

車のドライバーが呟いたという一言は,シンプルですね.

この話を見ていて,以前,洋上で日食観測に行っていた時のことを思い出しました.
当時,晴れ間を探して船は行路をグルグルと変え,スリル満点(?)でした.
第3接触の頃に雲に追いつかれるころまでどうにか船を導いてくれた船長が,その夜のパーティーの席で,「尽くすことで,道は開けると思った」という趣旨の事を話されていて,相当のプレッシャーがあったんだろうなぁ...と思いつつ,感心しながら聞いていました.

- 人生は一本の線ではない
一日という点が連続して 一本の線になる -

これは,Steve Jobs 氏がスタンフォード大で講演した内容の一つと通じるものがあります.
日々を大切にしている人の人生は,振り返るとそんなふうに見えるものなのでしょう.
自分の場合,線にはならず,あちこち切れた「点線」が見えます ^o^/

- 自分の場所に誇りを持つ人間が好きだ -
- I like to see a man proud of a place in which he lives. -

リンカーン氏の有名な言葉のようですが,知りませんでした.
現在,自分が仕事として選んだ職業も,これに通じるところがあり,是非英語で覚えたい♪,と思った言葉です.


ちなみに,「人の振り見て我が振り直せ」とは,母親がよく口にした言葉.
覚えてはいるんですが,なかなか実践するのは難しいですね...


19:47:43 | dk | No comments |

25 July

地デジになっても変わらない?

昨日の正午からアナログ放送が終了.
しかし,我が家(というか,我がアパート)には,地デジ対応 TV はありません >.<

何かあった時のために,パソコンで見るためのチューナーは買ったものの,以前から使っている古い iMac(10.3.9) + CaptyTV で,変換されたものが今まで通り見られることを昨日確認しました♪

デジタルで見たい番組がないではないけれど,実質的に見る時間もなく,デジタル放送に時間とお金を掛けたくない,と思っていたので,急いで地デジ対応の TV を買わずに正解だったようです.

今使っている iMac,一度煙りが上がっているものの,リコール期間ギリギリでハードの幾つかを無償で交換してあります.もう暫くは現役で動いて欲しいし,長く使っているとそれなりに愛着もわいてきますね.

節電対策は,ほとんどうちではしてませんが,しいて言えば,電気製品を増やさない!,ようにしています.
TV よりもすだれが欲しい今日この頃です...


21:19:44 | dk | No comments |

06 November

必要なのは 探究心

iMac の中のファイルを整理していたら,3年前に録画した「プロフェッショナル」の一つが出てきました.
印象に強く残ったので,消さずにとってあったのですが,今見直しても,やっぱりいい先生だなぁ〜,と思ってしまうのが,荒瀬校長です.

「探求基礎」という授業を新設し,生徒に自由にテーマを選ばせ,生徒は自分の思うままに探求し,先生はサポートに徹する,というものです.
例えば,高校2年生のテーマには,こんなものが...

本質からずれた報道の原因と対策
日本人のモラルの低下の原因と改善策
米国における有事のときの為替相場
「民族対立」はなぜ起こるのか
軍事支出の経済への影響
スクランブル交差点の有用性
セルオートマトンを利用した渋滞発生のメカニズムの解明
イメージに関する色と言葉の関係
3秒ルールの信憑性
等々...

地学で火山を取り上げる時に,有珠山に入っていた人を2時間のためだけに招聘もしたそうです.

この先生が改革を始めて以来,生徒の学力が目に見えて向上して大学進学率が大幅にアップした,ということで注目を浴びているそうですが,単なる学力アップではなく,こころが入った教育,という視点で取り上げられています.

また,改革するには,今まであったものが全部ダメだと否定するのではなく,
「今まであったものの中に良さは必ずある」
ので,
「良さをよりよくするために,新しいものを取り入れる」
という姿勢が語られています.

これは,今の政治にもそのまま当てはまりそうです.
改革を叫ぶあまり,無謀な案が乱立し,国民は振り回されるばかりですし.


10月から学生になり,勉強とは何か?,改めて考えることがありますが,やっぱり基本は「知りたい」という気持ちなんだろうなぁ,と思います.
卒業できるかどうかも,自分の探究心次第でしょう...


22:09:48 | dk | No comments |

01 June

郷に入っては郷に従え

昨夜の「こころの遺伝子」で紹介された IKKO さん,すごい方ですねー.
美容師ということ以外,ほとんど知らなかったんですが,紹介されるに相応しい方だと知りました.

IKKO さんの師匠の

 これまでの人生の常識を捨てなさい!

っていう言葉で僕が思い出したのは,

 郷に入っては郷に従え

という言葉.

しばしば,郷に「従わなかった」ことがある自分にとっては,耳が痛い言葉ですが,暫く忘れていました.

更に,IKKO さんが,師匠に毎年送っているという直筆のバースデーカード.
字には,その人の性格が出ますが,そのカードに書かれた字には,力強さがある一方で,柔らかい曲線も見てとれて,IKKO さんの人生が見えるようです.


自分の「物差し」がどれほどのものかということに気付けば,人の言葉に耳を傾けることも容易いはず.
そういう単純なことに,改めて気付かせて貰えたような気がします...


22:27:49 | dk | No comments |

24 April

兼聴則明 偏信則暗

先日,「こころの遺伝子」で益川敏英先生が紹介されていました.
恩師の坂田昌一先生の話も色々と紹介されていて,感心することが色々...

話の中で,「二足の草鞋」が出てきたのですが,
「世界の平和と素粒子を研究することが,坂田先生の中では同じ事なんです」
という話には,全く恐れ入ります,という感じです.
立派な研究を残した人には,それに伴う志しの高さが感じられます.

坂田先生ご自身が残された言葉の一つに,

兼聴則明(あわせきけばあかるく)
偏信則暗(かたよりしんずればくらし)

という,読むだけでも意味は伝わってきそうな言葉が紹介されていましたが,
これを見た益川先生は,
「あわせきけば,というのは,これとこれを合わせ聴いたら,(第三の)もっと高みに行ける,という意味があると思います」
と解説されてました.
6つのクォークを提唱するに至った,益川先生ならではの論理を,言葉の中に垣間見ることができます.


議論は自由に
研究室では平等だ

というモットーは,大学の研究室のみならず,ともすれば閉鎖的になり易い日本のしかるべき社会の中にも浸透して欲しい気がします...


19:17:07 | dk | No comments |