Complete text -- "出張の合間に:橿原編 その4"
02 September
出張の合間に:橿原編 その4
新沢千塚古墳群を後にしてホテルへと急ぎ,10時前にチェックアウト.次は,何処を目指そう?と考えて選んだのは,江戸時代の町並みを残す今井町.
最初は,歩いて行こうと思っていたのですが,あまりの暑さに「体力を残そう」と思って,八木西口駅までの2駅を電車で移動.
駅の傍にある自転車置き場の脇に,コインロッカーを見つけ,荷物はロッカーに預けることに.
さすがに,荷物を背負ったまま歩き回るとすぐにバテそうです.
今井町は,周囲を一周するだけなら30分足らずで十分でしょうか.
それほど広くはありませんが,予想通り,狭い通りも沢山あり,貫禄のある家があちこちに残っています.
ジグザグに歩きながら,足の赴くままに歩いていると,幾つかのことに気付きました.
まず,古い家が連なっているところは,家と家の隙間がほとんどないこと(防犯に役立ちそうです).
新しい家を除くと,2階建ての家は稀で,比較的遠くまで見渡せること.
そして,何より静かなこと.
静かな理由の一つは,どうも,エアコンの音がしない !? ことのようです.
飲み物の自動販売機はあちこちに置いてあるのですが,その運転する音が少し遠くからでも聞こえてきます.
エアコンを使っている古い家は非常に少ないようで,大半の古い家では,風通しがいいのか,扉や窓が開いています.
歩いていても,風の音が時々聞こえるくらい,静かな町です.
たまに風鈴が下げられていて,これこそ夏の情緒♪ と思えるような,素敵な鈴の音が聞こえてきます.
当たり前の事とはいえ,過去最高の暑さを記録したこの夏ですら,エアコンにあまり頼らない暮らしが,ここには残っているようです.
古い家の幾つかは,重要文化財として登録されていて,写真のような案内が立てられています.
食事が出来るような場所も非常に限られていますが,歴史的な町にコンビニは不似合いで,気ままに歩いて時々ふらっとお茶するのが,この小さな町の味わい方なんだろうなぁ,と思います.
町を離れる前に小さなお土産屋さんを見つけ,伝統的な織り方で,ある動物を象ったストラップを購入しました.
しかし,その折角のお土産は,2時間くらい後に無くしてしまうのでした...
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