松下幸之助さんをよく知る方の本：その1

少し前から読み始めた本があるのですが，タイトルは，

経営者の教科書

というものです．なお，サブタイトルは「実践しなければならない経営の基本100」となっていて，100項目の内容が各2ページずつ，解説されています．

著者の江口克彦さんという方は，PHP研究所の社長さんで，松下幸之助さんと22年ほど一緒にお仕事をされていたそうです．上記の本以外にも数多くの本を執筆されていますが，そのほとんどは仕事に関するもののようです．

まだ半分（50/100）目を通したところですが，感心することが沢山出てきます．
例えば，一番始めに紹介されている項目のタイトルは，以下の通り．

経営では，「目に見える要因」とともに「目に見えない要因」が大切

長期的に大切なのは，紙の上に書く事ができる決算資料の数字などではなく，会社の経営理念とか哲学，方針，あるいは経営者の考え方とか姿勢・人格，社員の心構え，やる気・雰囲気，といった目に見えない要因，だということです．

また，別の項目で説明されていますが，経営者は謙虚さが大切，とあります．
どれも，当たり前の事のように思われますが，以前の会社は，その当たり前から遠いところにあるような気がしています．

「人の振り見て我が振り直せ」とは，私が子供の頃に親からしばしば言われた言葉ですが，私自身，決して褒められない点も多いので，自分にもよく言い聞かせておこうと思っています...