将棋棋士の本：その2

BS は，うちでは見ていないのですが，「100年インタビュー」に登場している羽生さんを，総合で深夜に再放送しているのを昨夜見ました．
実際の収録にどれくらい掛かったのか分かりませんが，ほとんど司会者と喋りっぱなし，という番組だとは知りませんでした．

番組では，知らなかった話も出てきて，それはそれで面白かったのですが，鍵となる内容は，「決断力」の中で概ね述べられているようです．
先日，最後まで読み終えたのですが，自分にとっては十分参考になりました．
例えば，

☆ 守ろう，守ろうとすると後ろ向きになる
☆ 相手は敵であると同時に作品の共同制作者であり、自分の個性を引き出してくれる人ともいえる
☆ 私は、積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にすると，いつも自分に言い聞かせている
☆ 文献に書いてあることはすでに常識である。問題はその後だ。その先を目指すには、自分で手を動かすことが知識に血肉を通わせることになる
☆ 人間は必ず誤る　だから、自分が悪い手を指さなければ負けない
☆ 盤上だけでなく盤外戦術の必要性

そして，「プロフェッショナル」でも紹介されていましたが，

☆ 報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている

昔から，「継続は力なり」と言われ，多くの人が努力していることですが，継続ほど，自分にとって難しいものはないなぁ，と思います．
もう少し，大人にならないといけませんね...