Complete text -- "浮島太陽光発電所 見学 - その1"

15 July

浮島太陽光発電所 見学 - その1

先日,大学のB4以上を対象にした太陽光発電所見学というのがあり,興味があったので,私も参加させて頂きました。
先生も含め,総勢30人くらいでしょうか。

訪れた場所は,羽田空港のすぐ西側にあたる浮島。
浮島,という名前自体は以前から聞いたことがありましたが,訪れたのは今回が初めてです。

ここは,川崎市が埋め立てて出来た場所だそうで,焼却灰を利用して埋め立てている関係で暫くは住宅地としての利用が許されておらず,主に工業施設が誘致されているようです。
その一角を,太陽光発電に利用し,平成23年8月から運転を開始しています。
基礎工事をかなり深くまでやっているらしく,昨年の大震災の時に破損等の影響もなく,また,液状化現象も起きなかったそうです。
ただし,地盤沈下だけは想定内の範囲で生じていて,階段が二つ「追加」されている,というお話でした。


研修室のようなところで見学コースの案内を一通り聞き,ゴミ処理(リサイクル)施設の屋上へと向かいます。
なるほど,ここから眺める太陽光発電用のパネルは,なかなかの広さです。

浮島太陽光発電所のパネル


敷地面積は東京ドーム 2.3個分,パネルの総設置枚数は 37,926枚,設計上の最大出力は7,000 kW で,一般家庭の2,100軒分の電力をまかなえるそうです。
2,100軒分,という数字は,川崎市民全体の比率から考えればかなり小さい数字で,太陽光発電に,いかに広い面積が必要かを実感するのには十分な数字でもあります。


ちなみに,すぐ向こうが羽田空港ということもあり,数分に一度は飛行機が飛び立って行きます( D 滑走路へと到着してターミナルに向かって地上をゆっくり移動する飛行機も見えます)。

屋上から眺める太陽光パネルと飛び立つ飛行機



施設内に見える連系変圧器の中で,二段階で66,000 V まで昇圧され,地下ケーブルを介して変電所へと供給されているそうで,基本的には全て売電されるそうです。

私以外の学生さんは,皆さん電気を専門にしている人なので,興味津々という感じで説明に耳を傾けています。
私も,話自体は興味深く聞いていましたが,眺めが思いのほかいいので,暫くすると視線の先は海の方だったりします...


18:22:09 | dk | |
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