Complete text -- "+α(プラスアルファ)"

24 March

+α(プラスアルファ)

ヒヤヒヤする場面も多かった WBS,見事連覇出来て良かったですね!
明るい話題が少ない中,今回の嬉しい news がどん底の景気にもいい刺激になって欲しいものです.

さて,日野原重明氏の生きるのが楽しくなる15の習慣を一通り読み終え,見習うべきことが沢山あるなぁ,とつくづく思いましたが,特に最後の方で,ビックリするお話が紹介されていました.
日野原氏は,なんと,よど号ハイジャック事件に巻き込まれた方々の一人だったんだそうです.

羽田を出た飛行機は,福岡空港で年配の人と子供を降ろした後,次の目的地へと飛び立ったのですが,その飛行機の中で,犯行グループが「希望者には読書を許す」と言って,赤軍の機関誌,金日成の伝記,ドフトエスキーの「カラマーゾフの兄弟」,その他,10冊ばかりの本の名前をあげました.
そして,「読みたい人は手をあげなさい」と言われて,日野原氏だけが手をあげて「カラマーゾフの兄弟」を伝えたところ,5冊ばかりの文庫本を手渡されたそうです.

韓国の金浦空港で4日間拘禁された後,ようやく開放されたそうですが,それまでの間,読書が出来たことで生きる希望を持ち続けることが出来た,のだとか.
犯人は全員ダイナマイトを持っていて,いざとなれば自爆する覚悟でしたから,ストレスや恐怖心は並大抵のものではなかったことでしょう.
しかし,そんな状況下でも,読書ができたことが救いとなったそうです.
何かの災難にあったとき,自分の不運を呪うだけでなく,その状況の中で何ができるかを考えるくせをつけておくと,どんなときでも,人生悪いことばかりじゃない,と思われたそうです.
そして,後になって気付かれたそうですが,体験は,それがどんな種類のものであれ,必ず自分の人生の糧になると考える習慣を身につけることが大切,と括られています.

イチロー選手も,途中で心が折れそうになった,ということを先日白状していましたが,希望を持って前進するプロセスことが大事,ということを本やスポーツが教えてくれることは多いですね.
自分も実践できるように努力しないと,と思った一日でした...


22:04:44 | dk | |
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