Complete text -- "再び,鎌倉にて"

27 January

再び,鎌倉にて

アメリカから来日したインド人夫婦を連れて,鎌倉をぶらぶらして来ました.彼等は,明日はアメリカに帰国する為,今日が最後の観光.天気は申し分なく,日差しは眩しいくらいでしたが,寒かったです...!

鎌倉駅で待ち合わせ,まずは,江ノ電で長谷に向かいました.電車の中で,「手前の駅で stature が...」と話していたので,「北鎌倉に大きな像って,あったっけ...?」と思っていたら,近くに居たお年寄りの方が,流暢な英語で助け舟を出してくれて,大船観音の事を指しているらしい事が判明.ん〜,ますます侮れない江ノ電!

日本のお寺や神社について,少しでも英語で説明出来るようにしておこうと,少しは web や本で調べたりしたものの,使える英語はやっぱり限られていて,なかなか口をついて出て来ません.ただ,日本のお寺でする動作は,インドでの習慣と良く似ているそうで,少し説明するだけで理解してくれることもあり,インドの事を勉強しておくべきだった事に気付かされたり.
Lucky Charm についても,ある程度共通点があるらしく,長谷寺で2つ,買い求めてました.一つは,サンスクリット語のもの,もう一つは日本語のもの.慎重に選ぶ姿は,ちょっと興味深いものがありました.

その後,大仏(高徳院)に向かったのですが,ここでは,目敏くブレスレッドを見つけます.しかも,「印度」産のものを.お店の人に尋ねたところ,確かにその通りで,これには感心しました.なお,ブレスレッドは向こうでも手に入る所為か,これでは尋ねただけで購入はせず,大仏の小さな置物を買い求めてました.

外が寒かった所為もあり,「トイレに行きたくなって来たし,何処かでレストランを見つけてお昼に...」と思って二人にそれとなく「お腹空いた?」と聞いてみるものの,まだ気にしていない様子なので,ひとまず鎌倉に戻ることに.
駅の近くで,ビーフやポークの無いものが食べられそうな和食レストランを探したものの,「あまりチャレンジしたくない」という趣旨の意見で,カレー屋さんを探すことにしました.ベジタリアンを案内していていつも困るのが,彼等が好んで食べてくれる食事です.今回も,やっぱり簡単には行きませんでした.
でもまあ,地図で近くにあるカレー屋さんを探し,なんとかチキンカレーにありつけて,ほっと一息.トイレも済ませて,鶴岡八幡宮の参道に向かいました.

彼等がどんなお土産に興味を示すのか,なかなか分からず,周りを見渡しながら境内へと向かいます.前回来た時よりは人の数が減っているとはいえ,相変わらず大勢の観光客で賑わっていました.二人は,公園とかにはあまり興味を示さないようで,人混みの途中で時々写真を撮ったりする程度.初めて来た日本人観光客がはしゃいでいるのに比べると,以前来たことがあるような落ち着きぶりです.

今日は,犬を連れた人を多く見掛けましたが,石段を登る手前で僕の興味を引いたのは,乳母車のようなキャリアの犬でした.

画像


色々なお店の前を通っても,あまり興味を示さない奥さんが,決まって笑顔を見せるのは犬を見掛けた時です.ペットは好きだそうで,連れている犬を見つけるのは,いつも一番早かったでしょう.それにしても,赤ん坊の代わりに放り込まれた犬は,意外と幸せなのか,結構大人しくしていました.時代は変わったなぁ〜,と思います,ホント.

お土産に関しては,最後にマグカップを2つゲットした程度で,漢字入りTシャツには目もくれません.やはり,アメリカから来た観光客,ではなく,インド出身の観光客,なので,選ぶ基準もお金の使い方も,当初の予想と色々な点で異なっていました.

今後,海外から来た人を何処かに案内する時には,何処から来たか,ではなく,何処の国の出身か,をより大切に考えて上げることが重要だと再認識した一日でした,私にとっては.
良いガイドになるには,まだまだ修行が足りませんが,また機会があれば,今回よりも一歩進んだ案内が出来そうな気がします...


22:32:58 | dk | |
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