Archive for August 2011
27 August
夏を enjoy してきた方からお便り♪
昨日は,うちの近くでも一時猛烈な雨でした!一昔前の「夕立」は,何処へ行ってしまったのでしょうね.
さて,短い夏とはいえ,首都圏よりも過ごし易いそうな南の島で過ごしてきた方々からのお便りが届き,ご紹介させて頂きます.
もう,お二人とも南の島が「常連」というお方々.
LCC(Low Cost Carrier)も利用できるようになり,飛行機を使った旅がどんどんお手軽になりつつある昨今.
うまく使って,海外,という特別な印象なしに出掛けてみたいものです...
19:31:43 |
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22 August
出張の合間に:奈良編(2011年8月)その8
唐招提寺の「新宝蔵」には,20点くらいの重要文化財がずらっと展示されています.次はいつくるか分からないので,こちらも入ってみることに.
扇風機が熱風をかき混ぜる中,一つずつ眺めて行くと,TV で紹介されていたことのある像も並んでいることに気づきました...
概ね見てまわって,南大門の近くまで戻ってくると,東側に小さな池があることに気づきました.
ちょっと見に行くと...
薬師寺・唐招提寺の中のあちこちで蓮を見かけますが,陽射しの弱いここの蓮が一番元気そうでした.
駅から歩いてきた観光客の大半は,西ノ京駅に戻ると思われましたが,距離的にはほぼ同じところに位置する尼ケ辻駅まで歩くことに.
炎天下の中,歩いている人にはほとんど会いませんが,道端の日陰には奇麗な花も咲いています.
垂仁(すいにん)天皇陵を眺めて,駅までもう少し!,という時,丁度列車が...
慌てて iPhone を取り出して撮影した割には,結構いい感じ.
気分は,「世界の車窓から」でした...♪
23:50:00 |
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21 August
出張の合間に:奈良編(2011年8月)その7
広い庭がある一方で,鬱蒼と木々が植えられているところもあります.京都の三千院を思い出させるような地面を覆う苔の緑.
この日は,木漏れ日すら暑そうに感じられますが,緑のふんわかした様子は,なかなかのものです.
唐招提寺の中にも,大きな鐘を逆さにしたような手水場がありました.
しかし,見方によっては,大きな「おちょこ」からお酒がこぼれているようにも...?
22:40:00 |
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20 August
出張の合間に:奈良編(2011年8月)その6
薬師寺をのんびりと歩き回り,おなかも空いて,さて...と思えど,この辺り,あまりレストランは多くないようです.選択肢は多くない,ということで,北受付の近くにある飯屋さんに入ってみることに.
午後1時を過ぎてましたが,半分くらいは昼食のお客さんで埋まっているようでした.
はじめ,別のものを頼むつもりでしたが,「夏野菜カレー」の文字にちょっと惹かれて,注文してみることに.
少し待ち時間があり,出てきたのは,なるほどよく見るカレーとは少し違っているようでした.
揚げてある野菜はトッピングになっていて,始めからカレーと一緒に煮込んでいるわけではなく,ちょっと手間が掛かってるんだぁ,と納得♪
味は,年配のお客さんも多いためか,辛くないさっぱりした感じでした.
炎天下に再び戻る,と思うと,ちょっと気後れしそうでしたが,折角の時間を無駄にするわけにも行かないので,もう一つの目的地である唐招提寺に向います.
バスも利用できるようですが,本数も少ないだろうと思って,真北へと続く道を暫く歩きます.
ちょっと雰囲気は違っているようで,薬師寺よりも地味な感じ.
というか,薬師寺が比較的カラフルなお寺で,むしろこちらが普通のお寺でしょうか.
南大門をくぐってみると,これまた金堂まで,結構広々した道が続いてます.
左手には「はす池」がありますが,暑さではすも元気がなさそうでした.
金堂の奥の講堂を右側から回ってみると,やや傾いた太陽がつくる陰が,屋根の形を面白く地面に映しています.
考えてみると,都会の中では,建物の陰は真っ直ぐなイメージがあり,曲線になかなか出会えません.
芸術的センスは,現代よりも古代の人の方が,ずっと上だったのかもしれないですね....
23:33:09 |
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19 August
出張の合間に:奈良編(2011年8月)その5
薬師寺の和尚さん,みなさんが話上手なのかどうかは分かりませんが,金堂で暫くお話をして下さった方は,ある意味で「名物」のような方でした.話を始めるとすぐに,「遠くから来たという方?」と集った人達(25人くらい?)への問いかけが.
関東から来ている人は少なそうだったので,手を上げて「神奈川県から」と自己申告.やはり,大半は奈良県かその近隣の方のようでしたが,広島から訪れた方もいたようです.
そして,「奈良県の代表的なお寺を一つ挙げて下さい!」という質問をし,前の方に坐っているある方が,「法隆寺!」と答えました.
すると,待ってました!,とばかりに,
「...法隆寺は確かに有名ですね,はい.ところで,皆さんは今,誰の前でお寺の名前を挙げていると思います?...私が言いたいことは,もうお分かりですよね♪...それではもう一度お尋ねします,奈良県で有名なお寺を一つ挙げるとすれば?」
「薬師寺〜♪」
と全員で大合唱!.
もう,すっかり集った人達の気持ちを掴んでしまったようです.
それから後も,例えば,東塔の写真を見せて,「この塔は,何重の塔でしょう?」という質問も.
知らないと「六重塔」と答えてしまいそうな東塔は,"もこし" と呼ばれるスカートのような屋根があり,実際には「三重塔」として知られています.
私も,事前に案内を見て知ってはいたのですが,集った方もさすがにこの質問には始めから正解を返していました.
すると,一通り説明した上で,「皆さん,くれぐれも誤解(五階)のないように!」と今度は「目」で話しかけ,あくまでウケを狙ってきます...
下手な漫才聞いているよりよっぽど面白いなぁ,なんて言うと失礼ですが,奈良のお坊さんは,侘び寂びに重きをおく京都のお坊さんよりも「にぎやか」なんだとか.
東日本大震災にむけた援助として,ちょっとした「セールストーク」もお話しされていました.
最後は,少し真面目な話で締めくくり.
それは,...
「自分だけのために祈るのではなく,家族,親戚,今隣にいる方,震災の被害を受けた方,...そういった方々みんなのためにお祈りしましょう!」
といったもので,なるほど,とてもいいお話を聞かせて頂きました.
外はとても暑いのに,この金堂の中は,時々風が通り抜けるせいで,意外と心地よく感じます.
歴史的な建物には,少なからず温故知新が詰まっているような気がします.
さて,残りの景色を少し...
西塔
南西側から見た金堂
北側から見た金堂
一旦,北受付を出て,その先にある大唐西域壁画殿へ.
ちなみに東塔は,この夏の終わりから解体大修理が始まるとかで,期間も10年が予定されているそうです.
すっかりお腹も空いてしまいましたが,楽しくて有意義なひと時でした...
23:15:00 |
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