Complete text -- "基準値を超えたセシウムが神奈川県・静岡県でも見つかるワケ"

27 May

基準値を超えたセシウムが神奈川県・静岡県でも見つかるワケ

暫く前に,神奈川県や静岡県でも,お茶の葉から基準値を超えたセシウムが見つかった,というニュースを知り,何故だろう...と思っていたのですが,そのワケが分かったように思います.

なんとなく,「いつも何度でも」を YouTube で聞いていたら,ナターシャ さんの web の話が出ていて,以下に辿り着きました.

ナターシャ・グジー( Nataliya Gudziy ) さん の web

ここからリンクされているのですが,3/12〜17 にかけての

放射性物質拡散シミュレーション

を見ていて,なるほど♪,と思いました.
3/14〜15にかけて,風向きが普段と違って北東に変わり,放射性物質が東海地方まで飛散した可能性が示されています.

最近の東電の話から,メルトダウンは早い時期に起きていた可能性がバレてきてますから,高濃度の放射性物質がこの間に関東を超えて静岡まで到達し,土の中にしみ込んだセシウムが吸収されて,お茶の葉の中に見つかった,という story はあり得るでしょう.

しかし,もしこの通りだとすると,その時,或はそれ以降に飛散したセシウム等の放射性物質は,当然のことながら,東京も含めて広い範囲に飛散していますから,たまたまお茶の産地で見つかったというだけで,実際には色々な植物に含まれていることが予想されます.

これまでのニュースから,単なる拡散では,基準値を超えた放射性物質が見つかる可能性は低く,風向きが主要な要因だと言えます.
また,人がある高さで測定して観測される値は,あまり意味がない,ということも言えそうです.

昨日だったか,道の脇や側溝の中で高い値を示すことを検証している方々のニュースを見ました.
雨水がたまり易い場所や,雨水が長く滞在し得る場所では,明らかに高い値が検出され,特に子供に対する安全の確保が懸念されています.

子供にポケット線量計を持たせる,というのは,少なくとも福島県では必要だと感じます.
また,全国的にも,現在の測定方法・測定箇所を見直すべきかもしれません.

長期化が避けられなくなった福島原発問題.
まずは,原発に近い場所の方に東電から配られるべきですが,ポケット線量計は,私も携帯しておきたいアイテムになりそうです...



19:31:27 | dk | |
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