Complete text -- "必要なのは 探究心"

06 November

必要なのは 探究心

iMac の中のファイルを整理していたら,3年前に録画した「プロフェッショナル」の一つが出てきました.
印象に強く残ったので,消さずにとってあったのですが,今見直しても,やっぱりいい先生だなぁ〜,と思ってしまうのが,荒瀬校長です.

「探求基礎」という授業を新設し,生徒に自由にテーマを選ばせ,生徒は自分の思うままに探求し,先生はサポートに徹する,というものです.
例えば,高校2年生のテーマには,こんなものが...

本質からずれた報道の原因と対策
日本人のモラルの低下の原因と改善策
米国における有事のときの為替相場
「民族対立」はなぜ起こるのか
軍事支出の経済への影響
スクランブル交差点の有用性
セルオートマトンを利用した渋滞発生のメカニズムの解明
イメージに関する色と言葉の関係
3秒ルールの信憑性
等々...

地学で火山を取り上げる時に,有珠山に入っていた人を2時間のためだけに招聘もしたそうです.

この先生が改革を始めて以来,生徒の学力が目に見えて向上して大学進学率が大幅にアップした,ということで注目を浴びているそうですが,単なる学力アップではなく,こころが入った教育,という視点で取り上げられています.

また,改革するには,今まであったものが全部ダメだと否定するのではなく,
「今まであったものの中に良さは必ずある」
ので,
「良さをよりよくするために,新しいものを取り入れる」
という姿勢が語られています.

これは,今の政治にもそのまま当てはまりそうです.
改革を叫ぶあまり,無謀な案が乱立し,国民は振り回されるばかりですし.


10月から学生になり,勉強とは何か?,改めて考えることがありますが,やっぱり基本は「知りたい」という気持ちなんだろうなぁ,と思います.
卒業できるかどうかも,自分の探究心次第でしょう...


22:09:48 | dk | |
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