Complete text -- "妖怪は人が必要に迫られて作り出した?"

25 January

妖怪は人が必要に迫られて作り出した?

先日出掛ける用があったものの,読書にいそしむ余裕がなくて「多生の縁」は,なかなか読み進めることが出来ていません.
しかし,少しだけ読んだだけで,結構面白いことが書いてあり,先を読むのが楽しみです.

なんでも,妖怪の発生は自己救済と結びついているのでは...というお話.
昔々,説明の出来ないことを説明するために,実際には居ないかもしれない妖怪を誕生させ,その妖怪の仕業,とすることで,自分や人々を納得させてきた,ということのようです.

物理の世界では,理屈を突き詰めて,或は,実験事実を突き詰めて,まだ分かっていない理論や理屈を見つけ出す,そういう作業の繰り返しを辿って来た歴史がありますが,理論的かどうかを気にしなければ,人が何かを「編み出す」プロセスというのは,物理も妖怪も,実は結構似ているものなのかも知れません.

そして,妖怪の楽しい点の一つは,小学生でも編み出せること.
TV番組でも紹介したことがあるそうですが,既成概念にとらわれないからか,色々な妖怪を沢山編み出せるんだとか.

「思い込みを捨て,思いつきを拾う」と仰った方もいますが,マイナスな思い込みを少しでも捨てることが出来れば,人生,もっと楽しくなるのかもしれません...


20:53:36 | dk | |
Comments

kawaguchi wrote:

物理学者のアイザック・ニュートンは「神の存在を証明したくて物理学に取り組んだ」という逸話もあります。

真理を探究するのに、一見真逆に見えるところからアプローチする人もいるんですね。

物理嫌いの私にはニュートン的発想はありませんんが。(笑)
01/30/10 00:45:26

dk wrote:

先日の Trad Japan で,astrology(占星術)と astronomy(天文学)の違いが紹介されてました.

英語では.-logy という接尾語がくっつくと,普通は学問を指します,ご存知の通り.
ところが,中国では囲碁が占星術と一緒に発達してきた歴史があり,昔はこれが学問の一つとして受け入れられていたため,astrology が最初に当てはめられ,後になって一般的な学問としての天文学に astronomy を当てはめたようです.

囲碁は,石をおける場所の数が 361ヶ所と,一年の日数に近く,単なるゲームや娯楽以上の役割を果たしてきた,というのは,面白いですよね
01/30/10 10:26:31

kawaguchi wrote:

>中国では囲碁が占星術と一緒に発達してきた歴史があり

おもしろい!
囲碁にそんな歴史があったとは!
・・・とすると「麻雀」にも何か意味がありそう???
01/31/10 18:20:26

dk wrote:

ネットで調べると,千年以上の歴史を持つ紙牌(マーチャオ)が始まりで,140年ほど前に現在の麻雀の元となる形が出来上がったみたいです.

今では,子供も遊べるコンピュータゲームが.一年に山ほどリリースされるけど,歴史を経て出来上がったゲームは,シンプルで且つ奥が深いですよね.

多くの国の老若男女が楽しめる伝統的なゲーム,やはり,電気の力を必要としないのが基本でしょう♪
01/31/10 19:58:01

kawaguchi wrote:

もとを辿れば千年以上の歴史!凄い!
02/04/10 22:08:19

dk wrote:

子供からお年寄りまで夢中になれるゲームだからこそ,長く続きます♪
02/05/10 22:29:07
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