Complete text -- "あれもこれも,多生の縁 ...?"

09 January

あれもこれも,多生の縁 ...?

昨年秋(?)から年始に掛けて,出張や帰省で電車に乗っている時間を利用し,山田詠美さんの「風味絶佳」と,川上弘美さんの「センセイの靴」を読みました.
なんだか随分と,時間掛かりましたが...


風味絶佳」には,6つの異なるお話が詰められています.
それぞれ,普段は注目されることのなさそうな職業の方に着目したお話が揃っていて,その中の一つに,風味絶佳,が収められているのですが,キャラメルの包みにある一言がタイトルになっているとは,読むまで気がつきませんでした.
昔から〜の,スイーツの一つですね.

「風味絶佳」は,なにか,山田詠美さんの熟した一冊,という感じがしました.
若いうちは,こういう作品は書きたくても書けないのではないでしょうか.
少し間をおいて,もう一度読んでみたい気がします.

センセイの靴」は,僕が知らないだけだったのですが,ドラマにもなってたんですね,
ちょっと,あり得ないような話ですが,そんな話があったら...とオジサンが妄想してしまいそうな話の一つでしょう.

さて,本を買っただけで,まだ読んではいないのですが,「多生の縁」と題する本を今日買ってきました.
「センセイの靴」を読むきっかけは,ポンちゃんこと山田詠美さんの本で紹介されていたから,なのですが,「多生の縁」は,誰かに紹介されていたわけではありません.
ただ,「センセイの靴」の中に出て来た一言,でした.

多生の縁,という言葉,ネットで検索すると,「他生の縁」だったり「多少の縁」だったり,誤字の代表格の一つみたいで,漢字テストの問題にも出題されるようです.
僕も,気をつけないと,うっかり間違えてしまいそうですね.

さて,「多生の縁,正しい意味はなんだったかなぁ...」と思って調べているうちに,「多生の縁」なる本を見つけ,読んでみよう,と思った次第.
以前なら,本屋で棚を眺める視界に入っても,そのまま左から右へと通り過ぎていった本でしょうけど...


仕事って,色々な人のお世話になりながら進めるものだと切に感じる昨今だからこそ,こんなタイトルが気になるようになったのかも知れません.
うちで読めばいいのですが,これもまた,電車のお供の一冊にしようと思うので,読み終わるまでには結構時間が掛かるでしょう...


23:11:49 | dk | |
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