Archive for March 2009

20 March

論語の時代と今の日本の年齢差

昔は,15で学に志し,30にして立ち,40にして惑わず...と言ったそうですが,果たして,志しをどういう方向に向けていいか分からない子供,親に頼らないと生活できない大人,迷わず振り込んで詐欺にあってしまう人..など,どうしてしまったの?というニュースを毎日のように耳にします.
今の日本人の年齢は,果たして本来の年齢なのでしょうか(自分は,迷ってばかりいて,不惑からはほど遠そうですが...).

最近,以前も取り上げた日野原先生(97歳にして現役ドクター)の本(生きるのが楽しくなる15の習慣)を買って読み始めていますが,とてもいい事が沢山,それも分かり易く書いてあり,感心しています.
読み終えたら,改めてご紹介したいと思いますが,ご自身が病気で辛い思いをされたご経験を生かしつつ,一つ一つの出会いを大切にされている姿は,見習うべきものがあります.

第四章は,「人は死と出会い,命を知る」というタイトルが付けられています.
日野原先生が子供だった頃は,3世代が一緒に暮らす家族が普通で,子供の頃から一緒に暮らしていたおじいさん・おばあさんが亡くなったり,或は,結核等の病気で同級生が亡くなったり,ということが珍しくなかった為に,子供の時に命の重みを知る・出会う機会が少なくなかったそうですが,昨今の日本の家庭は,子供の頃に出会うべき貴重な機会が減っている,という趣旨の事が述べられています.
核家族や一人暮らしが増えたことが,その主な原因と言えそうですが,バーチャルなゲームやマンガも,悪影響を少なからず助長していると思われますし,自殺者の割合が非常に高いことも,無関係ではないでしょう.

マンガやゲームは,今や日本の文化にもなっていますが,何処かの総理を見ても分かる通り,大人が見直さないと良い影響を後世に残せないのではないか,といったことも心配になります.しかし,何かを否定するだけではなく,「 don't から let's へ」ということも仰っています.
例えば学校.あれはダメ・これもダメ,と色々な規則で子供を縛りがちですが,否定的なニュアンスの規則から学ぶことは,良い習慣に繋がり難い,ということを指摘されています.
そして,親自身が,もっと家庭で子供の手本となるべき姿を見せるべき,といったお話も...

良い習慣こそが健全な体と心を作り,それは誰にでも出来る,ということを述べられている先生の本は,もっと多くの方に読まれるといいなぁ,と思っています.


20:24:00 | dk | No comments |

07 March

共生する動植物達

アブラムシ,って,すごいですね.

体液を放出して組織を再生

するなんて.

自分達が暮らしている植物の傷を手当する,ってことを,いったいどうして,彼等は理解できるのか,不思議です.
人間なんて,教えられてもそんなことしそうにない人が沢山いるのに,生まれて間もない幼虫にとっては,非常事態だと分かるということでしょうか.

なんだか,人間って随分おバカなのかしら,と思ってしまいました...


13:09:36 | dk | No comments |