Archive for February 2009

22 February

バルコニーからよく見えるルーリン彗星:その2

日が暮れた後は雲があったのですが,その後,徐々に雲が消えてくれたようです.
彗星は,今夜もよく見えました.

探すには,国立天文台の web よりも,宮崎県天文協会の web の方が探し易そうです.

今日は,乙女座の星から探すよりも,土星から乙女座の方向に辿って探した方が見つけ易いですね.

あと二日もすると,土星と並んで見えるはず.
お天気に恵まれますように...


00:16:07 | dk | No comments |

21 February

バルコニーからよく見えるルーリン彗星

夜半を過ぎてからお風呂に入り,寝る前に思い出して空を見ると,晴れてました!

で,話題のルーリン彗星ですが,双眼鏡で簡単に見つかりました.
どうやって探すか,というと,慣れていない方には少し説明が難しいのですが,まずは,星座を確認することから始めましょう!

夜中に見える星座は,例えば 天文台の web にも紹介されています.

肉眼では,眼鏡を掛けてトライしてみましたが,周りの街灯の影響も残るこの辺りでは,少し厳しいようです.

今から約5年前,肉眼彗星(リニア・ニート)を一晩に2つ見るチャンス!,ということで,わざわざオーストラリアまで行きましたが,その時の彗星に近い明るさでしょう.

暫くは月明かりがないので,晴れた日の夜,双眼鏡をお持ちの方は,是非彗星観望にチャレンジしてみて下さい,数年に一度のチャンスです♪


02:46:33 | dk | 4 comments |

13 February

Colliding Satellites

人工衛星同士の衝突,先日のニュースで見ましたが,spaceweather.comでも,アニメーションが紹介されていました.

人工衛星は,軌道を保つために高度が決まっている場合が多いとはいえ,今回の衝突は,90°に近い全く異なった軌道がたまたま交差しているところで起きている,極めて稀な衝突のようですね.

衛星の多くが,宇宙のゴミとして周回していると思うと,ちょっとゾッとします.
昔,自分が隕石に当たる確率はどのくらいかなぁ,などと考えていたことがありますが,今や,宇宙のゴミに当たる確率の方が高い...?

実際には,そんな心配は,ほぼ無用ですが,無事に回収・リサイクルする技術も開発して欲しい,と思いました...


21:46:24 | dk | No comments |

09 February

来る日食の行方は...

トカラ列島を通過する皆既日食,着々と近づいています.

今回,私は見送ることにしていますが,とても受け入れられない大勢の人が,小さな島々を訪れたいと願っています.

十島村のサイトでは,日食専用の web も準備されていますが,抽選するとしても,旅行社が公平に選ぶことが出来るのでしょうか.

世界遺産も,貴重な遺産を残すために登録しているはずなのに,登録したとたんに大勢の人が訪れ,かえって遺跡が傷む場合も少なくありません.
バランスをとる良い方法って,ないものですかね...


22:27:14 | dk | No comments |

06 February

オーロラのシーズン

アラスカやカナダへ,オーロラを見に,何度も訪れましたが,今年も本格的なシーズンがやってきたようです.

spaceweather.comでは,最近.オーロラの写真が増えつつあります.

オーロラは,太陽黒点との関連や,寒い日の方が見える,といったことを信じている人も多いようですが,派手なオーロラが見られることと直接的な相関はありません.
寒い日は,恐らく晴天率が関係していると思われ,素人の人が誤解していると思われます.
実際,今はほとんど黒点がありませんが,相変わらず派手なオーロラも出ていることが,上記の spaceweather.com を見ていても分かります.

なお,春分・秋分の頃は,物理的な理由からも,オーロラが出やすい条件が揃うことが知られており,統計的な裏付けもあります.
4月以降は昼間の時間がかなり長くなる高緯度地方では,晴天率も比較的良くなる2月から3月に掛けてが見頃となります.
昔,秋に一度,チャレンジしたこともありますが,その時は晴れた日がほとんどなく,高感度フィルムのほとんどを捨てることになりました...

今は,デジカメの普及し,(バッテリーの)温度管理さえすれば,簡単に奇麗な写真を撮影できる時代になりました.
デジカメでのオーロラ撮影は,私自身はまだありませんが,またいつか,チャレンジしてみたいと思っています.派手なオーロラがその夜に出るかどうかは,日が暮れてから数時間の空の様子を見ていれば分かるようになりましたし.

ちなみに,今日の spaceweather.com は,彗星の尾(イオンテイル)が分離する様子も紹介しています.
ハレー彗星を一ヶ月以上に渡って観望に出掛けていた際も,イオンテイルがひん曲がるような様子を捉えられたことがあり,太陽風の「うねり」が原因で,そういった現象が観測されると思いますが,残念ながら肉眼ではなかなか見られないので,写真で楽しむことになります.

現像してのお楽しみ,という時代は終わってしまいましたが,後から知ってビックリ,という楽しみ方も,それはそれで良かったなぁ...と思います.


14:21:20 | dk | No comments |