02 December

Ephemeral comet

先月,双眼鏡で二度ほど ISON(アイソン)彗星を見ました。

そして今月は,肉眼でもほうき星として分かる明るさになって
戻ってくることを期待されてましたが,近日点を通過する前後で
ほとんど蒸発してしまったようです。

今回の彗星については,生き残る!,と予想する人もいれば,
消滅すると予想する人もいて,注目が集まっていたのですが,
予想はどちらも,ほぼ正しかった,と言えそうです。

さて,今日たまたま以下の記事を見つけました。

就職活動を始めた大学生はNHKのお天気お姉さん・井田寛子さんに学べ

井田さんの喋りは,民放のお天気キャスターとはレベルが違う!,
と思っていましたが,想像以上の方だったようですね。

その井田さんのブログを見ると,

儚い彗星

が載っていました。

はかない,という字は,人偏に夢,と書くんだったかぁ…と,
ちょっと切ない気持ちになりました。

世間を賑わす彗星は,また何年かすれば現れるでしょうが,ISON は,
晴れ姿こそ見られなかったものの,長く記憶に残る彗星になりそうです…

☆//



20:15:08 | dk | No comments |

11 June

素晴らしい金環日蝕 その-2

日蝕当日の朝,車の中でなかなか寝られないこともあり,まだ夜が明るくなる前から場所を変更することを考え始めました。
できれば,駐車場から海までの距離がもっと近い場所にしたい,ということもあり,地図を参考に少し北上することにしました。

若干,空も明るくなり始めた頃,大洗海岸の南端とおぼしき駐車場に到着。
すでに車が何台か停まっていて,赤道儀を組み立て始めている人もいました。
予想通り,この辺りを観測ポイントに選んでいる人達が,朝から陣取っているようです。

車を止めて,すぐ近くの歩道の上に三脚だけ置いた後,近くを散歩することにしました。
車の中で寝ている人,カメラの準備をしている人,砂浜にシートを広げてごろ寝する人...色々な人がいますが,ちょっと離れたところに大勢の人が三脚を立てている場所がありました。
理由は,すぐに分かりました。
皆さん,神磯の鳥居と太陽を一緒に撮影したい方々でした。

日の出と一緒に鳥居を撮影出来ても,日蝕と一緒に撮影するには,角度を考えると海があって厳しいなぁ,と分かり,移動はしないことに。
代わりに,少し登ったところの大洗磯前神社に寄り道してお参りし,更に,数100m 北にある,一つお隣の駐車場も確認。
こちらの方が車も少なく,松の木と一緒に撮影することも出来そう♪,と思って,こちらに移動することに。

車に戻ると,隣では,車の前でご主人がせっせとラジウスに火を付けてお湯を沸かしていました。
家族がいたら,自分もあれくらいの準備をしたかもなぁ...と思いつつ,ゆっくりと車を発進させて,お隣の駐車場へと移動します。

そうこうしているうちに,日蝕開始も間もなく,という時刻に。
そして,空はどんどん雲が減って,青空の面積がどんどんと増えて行きます!

日蝕撮影の準備を始めないと...と思いつつ,ちょっとだけ,気になった海辺の花を撮影することに。

大洗の海岸に咲く花


朝露がきらきらして,とても奇麗でした♪

さて,いよいよ日蝕の撮影準備開始。
構図を色々考えながら,部分日蝕の撮影を開始するも,なかなかうまく露出を決められません。
というのも,普段は auto でしか使っていないデジカメ。
以前のように,マニュアルの露出計がついた銀塩カメラなら良かったのに,デジカメで露出をうまく決めることが出来ません。
マニュアルを見直しながら,何度か試すものの,思うような露出にならず,練習して来なかったことを後悔しましたが,時すでに遅し...!

晴れていた空に,なんだか雲が沸いてきます。
気温が下がったきたのが分かりました。
そして,...ピントだけ,何度か合わせ直し,露出オーバーを承知で,金環を迎えることになってしまいました。

金環は,カメラの中ではかなり小さく見えますが,肉眼でそのまま観るよりは見やすいので,もっぱらカメラを通して眺めていました。
時々,周囲を見回してシャドーバンドが見えないか,地面を見てみましたが,やはり見えません。

時計を確認すると,予想よりも少し遅れて始まったような気がするのですが...ともかく,貴重な時間を無駄には出来ないので,月の移動を確認しつつ,シャッターを切って行きます。

そうこうしているうちに,金環の終わりが近づいてきて,いかん,ベイリービーズを撮影しないと...と思ってシャッターを切る頻度を増やします。
冷静を保っているつもりで,あまり冷静ではなかったような気もしますが,過去の日蝕観測のことも思い出しながら,らしい撮影も出来ました。

金環日蝕とベイリービーズ



前回の(そして最初の)金環日蝕は,オーストラリアのパース郊外で見ました。
その時は,晴れ間を探して直前まで車で移動していて,とても慌ただしい中での撮影でしたが,写真の出来はずっと良かったです。
今回は,デジカメに慣れないまま使ってしまって,結果的にはいい写真を撮れず,残念でしたが,眺めが美しい海岸で記憶に残る金環日食が観られたことには感謝すべきでしょう...

01:40:16 | dk | No comments |

24 May

素晴らしい金環日蝕 その-1

先日の金環日蝕の時は,仕事等の理由があった方を除いて,多くの方が太陽の方角を眺めたことでしょう♪


ウェザーニュースやウェザーマップの状況を見つつ,前日の朝まで悩んだ末,茨城県を目指すことにし,つくばまでは電車で行って,そこからレンタカーを借りることに。
そして,夕方にレンタカーのオフィスを訪れ,ひとまず日立市の方角を目指します。

霞ヶ浦付近は金環日蝕の中心食が通るので,天気さえ良ければ絶好の観測場所になるはずでしたが,少なくとも24時間前の雲の予報を見る限り,北に行くほど雲の量が減ると予想されていました。
北限の福島原発付近まで行けば,かなり天候も良さそうな予報でしたが,今は行きたくてもゆけない場所。
ということで,中心食の場所からは離れすぎず,且つ,雲からは少しでも離れられる場所,ということで,水戸〜日立を当面の目標に。

実際,二日前の時点では,東海地方も比較的良さそうな予報が出ていたこともありました。
しかし,今回の前線の動きと範囲は複雑かつ微妙で,見るたびに変わっているような状況。
そのため,南よりは北,山間よりは海岸,ということで,消去法的に茨城県の海岸付近を候補にした,という感じです,一種の賭けですが。


国道6号線を北上していた際,「涸沼」のサインを見つけ,ふと寄り道することに。
ここも,観測場所の候補の一つです。

すでに暗くなっていたこともあり,公園の場所も簡単に探せなかったのですが,沼のすぐ脇にあった空き地を見つけて休憩がてら,沼の近くに降りてみると,予想以上に柔らかいことが判明。
凄まじいカエルの鳴き声は,それはそれで良かったのですが,移動したいと思ってもすれ違いの難しい狭い道が続いていたこともあり,観測場所としては少し厳しそうです。

お腹も空いてきたのですが,国道に戻らず海岸まで行ってみようと思って,大洗産ビーチの方に向かっている途中,すでに閉店したと思われるスーパーの駐車場に車を止め,たまたま近くにあった小さな飲食店で,寂しくも暖かい夕食をとることに。

再びハンドルを握り,まもなく大洗サンビーチを見つけ,そこの駐車場で車を止めます。
海の方に少し歩いてみると,若者達が遊んでいる声や,少し離れたところで上がる花火,そして,かすかに聞こえる波の音。
雲は空全体に広がっていて星は一つも見つかりませんでしたが,早めに寝て,明るくなってから移動することにし,車の中で寝る支度。


iPhone でウェザーマップの予報を確認すると,なんと,茨城県付近の予報は悪い方向に変わっており,晴れ間が期待できるような状況ではなくなっていました!
その一方で,静岡県の予報は晴れに変わっており,「外したかなぁ〜..」とテンションが下がって来ます。
しかし,今から神奈川県に戻るわけにも行かず,朝の時点で予報が再びいい方に変わることを期待するしかありません。

車の中でなんとか眠りについたのも束の間,窓を少しだけ開けていたために,蚊の襲来が!
明るい朝は,なかなか訪れてくれそうにありません...



21:45:53 | dk | No comments |

11 December

セクシーな月

久しぶりに綺麗な皆既月食を見ました♪

今年は,地球の影の端に近い側を通っているせいか,比較的明るかったようですが,食の最大の頃には,影の中央に近い側で,月食特有の赤みがかった色も見えてました.

皆既の最中も綺麗ですが,皆既が終わって月の端が細い輪のように明るくなり始めた頃の月は,ちょっと魅惑的な感じすらします.
皆既日食でいう第三接触,ダイヤモンドリングに相当する時間帯は,日食の記憶と一瞬ダブるようです.

偶然にも,月は,いつもほぼ同じ側を向けるように自転しています.
今宵も,いつものウサギがにぎやかそうでした...


00:34:36 | dk | No comments |

10 December

今日のほしぞら

国立天文台の web の中を覗いてみると

天文情報センター 暦計算室

なるサイトがあります.
勿論,月食の情報も.

また,その中の一つが,

今日のほしぞら

ここにも,我々の税金が使われているでしょうから,是非使って上げましょう♪


11:50:51 | dk | No comments |