目指せ，東北：その4

3連休もあっという間に最終日．
700km近い距離をこれからまた走るのかと思うと，少しクラッとしますが，現実逃避しても仕方無いので，朝ご飯を頂いて出発です．

前に給油してからすでに 200km を超えているので，ちょっとガス欠が気になりますが，近所にガソリンスタンドはないので，なにはともあれ「なまはげライン」なるおすすめ観光山コースへと向います．
このコース，最初はそれほど期待してなかったのですが，どっこいこれまた景色が素晴しいですね．特に，寒風山が近づいてくるあたり，遠くに見渡す海と近くの風景がいいマッチングで目に飛び込んできます．

一旦，見晴らしの良い駐車場に出たので，バイクを降りて一休み．
２台のバイクの後ろ（左手）には，回転展望台が見えています．



入場料は550円と少し高め（?）ですが，天気に恵まれていたので，入ってみることに．展示ホールを経て一番上へと上がると，7分間で一回りする展望台へと出ます．ここからの眺めは，確かに素晴しいですね．

我々が来た時には，まだそれほど観光客はいなかったのですが，帰るころには観光バスも駐車場に来ていて，どんどんと人も増えてきます．
それでも，都会の観光スポットとは比べ物にならないくらいのんびりした雰囲気の中，排気ガスの少ない空気を呼吸出来るのは嬉しい気がします．
降りて行く時に撮影したのが以下の一こま．




今年の「寒風山まつり」は，明日9月21日（日）と23日（祝）ということで，お祭りをみることは出来ませんでしたが，とても過ごし易い，いい時期にやってるなぁ，と思います．

帰路は，秋田及び東北道を使って南下したのですが，常磐道を下るK氏と安達太良SAで別れた後，またもや雨に降られました，グスン．
しかも，那須の付近で16kmの渋滞．途中，暗くなった橋の下でカッパを着ました．
予想はしてましたが，結構遅くまで渋滞は解消されないようです．佐野SAで濡れた服を乾かしつつ，少し時間調整していたところ，その先の渋滞はかなり緩和されましたが，暫くしてから再び小雨が．
カッパを着ないでそのまま走り続け，環八で三たび渋滞．結局うちに戻ったのは，23時をまわった時刻．

疲れましたが，怪我を負ったK氏も「また行きましょう♪」とのお言葉．
来年，また9月に行きたい気がします...

追伸
写真は，こちらに17コマ upしてあります．

目指せ，東北：その3

7号線を北上し，秋田の市街地へは向わず，そのまま男鹿半島へと向います．
我々が最初に立ち寄ったのは，JRの男鹿駅．
ところが，駅付近はひっそりとしていて，観光客とおぼしき人は見当たりません．
「3連休なのに，なんで？」と思いました．

一応，駅の観光案内で総合観光パンフレットを貰い，ついでにK氏がお昼のお薦めを聞いてみたところ，これまた親切なことに，「魚介類だったら...」とお店を紹介してくれました．
早速そこへ向ったところ，着いた時にはすでに1時半頃だったのに，席はほとんど埋まっていて，人気があるお店らしいことが一目瞭然．

お値段もかなりよさそうでしたが，おまかせ定食が1,600円とお手頃そうだったので，頼んでみたところ，海の幸満載のお昼が出てきました！



遅めのお昼を済ませた後，ひとまず半島の先端に位置する入道崎を目指すことにしました．ところが途中でちょっとトラブル発生．K氏が景色に見とれて転倒．
その後も運転は続けられたものの，結構ダメージを受けたようです．
それにしても景色は抜群で，二人とも脇見運転の連続でした．

途中のトラブルもあり，男鹿水族館GAOの近くで一休み．数多くの車が駐車していて，上の駐車場からは下の水族館までシャトルバスが何度も往復しています．
いわゆる観光地には，大勢の人が来ていることが分かり，宿探しはやっぱり苦労しそうだと悟りました．

目的地だった入道岬に着いて，時間を確認すると，なんと夕方の4時をまわっています．そこで，観光もしないで近くの男鹿温泉郷に行ってみたのですが，いわゆる観光案内的なオフィスはなさそうでした．
「どうしよう...？」とまたまた困りましたが，駅の観光案内で貰ったパンフレットを思い出し，載っていた観光案内に電話して聞いてみたところ，温泉郷は一杯です，とのご返事．ただし，原田荘という民宿が空いていると教えてくれました．

この民宿は，戸賀湾に面した場所にあり，バイクですぐに行けたのはラッキーでした．K氏は痛いのをなんとか我慢してましたが，やはり横になった方た楽らしく，夕食まではお風呂に入った他は，二人ともゴロゴロしてました．

暗くなってきて，防風林の向こうまで1分程度の砂浜に出てみると，夕焼け空が奇麗な姿を見せてました．



満月を少し過ぎた月も東の空に顔を出していて，時間が止まったようなひと時．色々とアンラッキーな事もありましたが，旅は続いて行きます...

目指せ，東北：その2

酒田を出発する前に，庄内米歴史資料館に寄ってみました．若葉旅館から見えていたらしいのですが，気付いていなかったので，ずらっと並んでいる倉庫を見て，ちょっと感激しました．

まだ中を見られる時間ではありませんでしたが，観光に訪れている人がちらほら見受けられます．散歩するだけでも訪れる価値のある場所でしょう．



資料館に来て気付いたのですが，若葉旅館は市役所とこの倉庫の間に位置しており，他のホテルや旅館も結構この近くにあるらしいことが分かりました．観光拠点は，どうもこの付近のようです．
その所為もあってか，資料館の中には貸し自転車も用意されています．



ツーリングに来てなければ，もう少し待って中も見てみたいところでしたが，周囲を一通り歩いて，当初の目的地である鳥海山を目指します．
ほどなく鳥海ブルーラインに入り，途中でヘリコプターが待機しているところで一休みした後，鉾立展望台へと向いました．

人影の割には車が多く駐車していて，どうも，訪れている人の何割かは登山客ではないかと思われます．次回，朝早いうちに来るチャンスがあれば，僕も登ってみたい...！
すこしぶらぶらしていると，ガスが勢いよく登って来て，山の斜面はあちこちガスの中に．というところで，次の目的地に決めた男鹿半島へと向いました．

ナビを付けて走るK氏は，県道289号を利用してから国道7号に入ります．車も少なく，いてもかなりスムーズに流れているので，ツーリングはまさに快適そのもの．むしと，スピードが出過ぎていて，そちらの方が心配でした．

途中，「道の駅にしめ」で一休憩．
大勢の人が集っている広場があり，行ってみると，丁度地元の人の踊りが披露されていました．



後ろで踊っている人の中には，外人さんとおぼしき人も混じっています．
なんともいえず，いい雰囲気です．
暫く見ていて休憩になったと思われた時，近くのテントにいたおばさんが，お菓子をふるまってくれました！

昨日から，地元の方の親切には本当に感謝しっぱなしで，旅半ばにして，来て良かったぁ〜，と思いました...

目指せ，東北：その1

週間予報も参考にしながら行き先を考えたのですが，北に行けば行くほど天気は良さそう，ということで，新潟よりも北の酒田を目指すことになりました．

行きの東北道は，天気はまあまあでしたが，山形道を通過する途中で雨．まあ，ツーリングで長い距離移動していると，どうしても晴れたところばかりを移動する，というのも難しくなります．

酒田の駅に到着したのは5時半頃．観光案内で宿探し...と思っていたら，窓口は5時で終了してました．近くに案内らしいパンフレットも見当たらず，仕方なしにツーリングマップルや携帯電話の検索を利用して，宿を探すも，適当なところがなかなか見つかりません．

神様に見捨てられた...？，と思い始めていた矢先，同僚のK氏がが，観光案内の隣にあったレンタカーの窓口のおじさんに聞いてみたところ，宿泊施設も載っている酒田市内の案内をくれただけでなく，お薦めの旅館を紹介してくれました．なんでも，食事をしに時々訪れる，ということで，つまり，料理は地元の人の保証付きです！
早速その場で電話してみると，まだ空きがあり，その場で予約！

捨てる神あれば拾う神あり！，という感じで一安心したら，そのおじさん，親切にも「丁度（窓口を閉めて）帰るところだから旅館まで案内してあげよう」とのご提案！
遠い場所ではないものの，外は暗くなってきた事もあり，お言葉に甘えておじさんの車について行き，着いたところは若葉旅館．ここは，携帯では探せませんでした．

最初，バイクを駐車場に置いていたのですが，宿のおばさんが「何処に置いてます？」と聞いてくれました．そして，わざわざ旅館の従業員の人が利用する倉庫の自転車をどけて「ここを使って下さい」とバイク2台の駐車スペースを作ってくれるではありませんか！

一人6,300円で宿泊+朝食付き．
夕食込みでなくても，旅館で営業している「新芽」で夕食を好きにとることが出来ます．
建物の中は，リフォームされているような気もしましたが，木を基調にした落ち着いた雰囲気で，薬草風呂にいつでも入れます．

先にお風呂に入って汗を流し，喉を潤してくれるビールととっても美味しい食事（お刺身＋焼き魚の定食）にありつけた時には，本当にラッキーだと思いました．幸せな気分で部屋に戻ると，きちんと布団が敷かれています．
これまでに，旅先で旅館に泊まるチャンスも何度かありましたが，この旅館の満足度は間違いなくトップクラスです．

翌朝の朝食では，「ご飯とお粥と，どちらにしますか？」とのご質問．「なるほど〜，ここはお粥のチョイスも出来るんだぁ〜」と思って，お粥を選択．梅干しがのったお粥と，昼食になりそうなくらいの豪華な料理が出てきました．
一通り食べ終えようとした頃，「お替わりは？」と聞いてくれて，これまたお願いしてしまいました．

会計を済ませた際は，出発前に酒田の主な観光地も色々教えてくれました．
押し付けがましい感じもしなくて，ただただ親切にして頂いた，という感じです．まさに，至れり尽くせり，という感じを久しぶりに体験した気がしました...

2泊3日で東北へ

いや〜，今回も行きと帰り，しっかり雨に降られてしまいました >.<
でも，真ん中の日曜日と月曜日の朝は，素晴しいお天気に恵まれました！

知り合いが「東北に行きません？」と誘ってくれて，13日（土）の朝，羽生に集合し，北を目指したのですが．今回は，まだ走ったことのない山形道を通り，鳥海山に行ってみようー，というノリで羽生を出発したのでした．

詳細は，明日以降にご報告致します...（つづく）