将棋棋士の本：その1

ようやく，羽生善治さんの「決断力」を読み始めました．
読み進めてみると，松下幸之助さんをよく知る方の本の内容とダブル部分もあることに気付きます．

例えば，「守ろう，守ろうとすると後ろ向きになる」という指摘があります．時の変化が状況を変えてしまうので，今が最善でも，それは過去の話になってしまう，というもの．昨今の金融不安は，その分かり易い例かも知れません．

さて，読み進める前に，羽生さんの父親がよく言っていた言葉の一つ「仕事に行き詰まったら，整理整頓」にならって，ここ数日はもっぱら部屋の片付けをしていました．始めてみると，不要なものも含め，いままで全然整理されていないものが散在していて，終わらない々々...

まだ半分も終わった気がしませんが，テーブルの上やパソコンデスクの上が奇麗になただけでも，気分的には違いますね．なんとか三日坊主にならないよう，もう少し頑張ってみる予定...

松下幸之助さんをよく知る方の本：その7

最近，いいニュースがなんだか少ない気がします，残念なことに．
サブプライムローンに始まった金融業界のドタバタからゲートウェイ21まで，ひと事では済まされないような事が次から次へ．

ゲートウェイ21の場合も，経理は極めて不透明，というか，社長さんと経理の方以外は知らされていないようなニュースを TV で見ましたが，前の会社と重なる点もあって，ちょっと複雑な心境になりました．

さて，松下幸之助さんをよく知る江口さんの本の中にも，「秘密のない組織作り」の重要性がちゃんと説明されています．透明な「ガラス張りの経営」こそ，必要だと．

松下幸之助さんが最初の人，というわけではないと思いますが，「けじめ」が大事な事はみんな知っているはずなのに，それを忘れる人は後を立たないようです．自分も，「他人の振り見て我が振り直せ」の心境ですが，もう少し，いいニュースが増えて欲しい，今日この頃です...