Archive for September 2008

28 September

松下幸之助さんをよく知る方の本:その6

先日の本の続きです.
前半の残りの中で,幾つか取り上げてみました.

・愛嬌が大事
・基本理念は曲げずに守り抜く
・正しい動機から始まった仕事はうまくゆく
・世のため人のためを先に考える

といった,こういうことが大事,という内容もあれば,逆に気をつけるべきこととして,

・うわべだけで人間を判断し接することは,裸の王様に陥るいちばん確かな方法

といったことも紹介されています.
他にも,「長」がつく人の責任であるとか,どうあるべきか・どうあってはならないか,といったことが一つ々々説明されていますが,別に,経営者でなくても一度は考えてみると良さそうな内容が数多く紹介されているようです.

この本(第1版)が出版されたのは一年半くらい前の事ですが,同様の本も探せば色々見つかることでしょう.若い頃は,こういう本に全く興味を示せなかったのですが,色々と欠点の多い自分を省みると,もっと沢山の本を読んでおけば良かったのかも,という気がしています.
ともあれ,なかなか簡単ではありませんが,できるだけ先入観を捨てて物事を考えられるように,もう少しきをつけないと,と思っています...


19:40:34 | dk | No comments |

22 September

松下幸之助さんをよく知る方の本:その5

江口氏の本の続きです.

熱意こそが成功の第一ボタン
(社員に対する)小さな励ましの連続
そして,
成功するには成功するまで続けること,決して希望を失わないこと

これらが,最初の20項目の中で述べられています.
成功する人達はごく僅かしかいないことを考えてみると,実践することがどれほど大変か,考えさせられます.

ゆとりを持たせる「ダム経営」についても触れられていますが,これについては,33番目の項目で再び出てきます.
京セラを創業して間もない頃の稲森和夫氏の話だそうですが,「まず思わなかったら,そうはならない」,つまり「理想に対して,『そうは思うが,現実には難しい』という気持ちが心の中にあっては,物事の成就が妨げられる」と言われたのです...」という話は,とても印象に残ります.

始めから諦めていては成功出来るはずもなく,これまた至極当たり前のことのようですが,これが自分にとっては非常に難しい!
投げやりになっては後退するだけなので,前進するために何をすべきかを真面目に考えないといけないですね...


20:48:00 | dk | No comments |

10 September

松下幸之助さんをよく知る方の本:その4

本を読んで最も印象に残った言葉は,恐らく,12番目に出て来る「正しい仕事」.

正しい取り組み方,正しい方向,これらのことは,別段新しいわけでもなんでもないでしょう.しかし,売上や利益という数字だけを意識した言葉は,聞き飽きる程聞いてきた一方で,正しい仕事,という言葉を会社で聞いたことはなかったように思います.

世間に認めて貰えなければ意味はないかもしれませんが,是非見習いたいと思いました.


23:40:42 | dk | No comments |

09 September

松下幸之助さんをよく知る方の本:その3

100項目を一通り読み終え,ちょっぴり復習を始めてます.
11番目に,「即断即決」の重要性を説明されています.
これができないということは,仕事に対するカンがないということ...とのお言葉.

別の項目でもカンの必要性を説明されていますが,それで思い出したのが,最近買った羽生善治さんの「決断力」という本(これについては,後日ご紹介する予定).
カンを養っている人だからこそ言えることでしょうが,「直感の七割は正しい!」とのお言葉.
ん〜,暫くお仕事してないので,仕事に必要なカン,これからどうやって取り戻そうかしら...

さて,即断即決に戻って,もう一つ思い出したのが,片付けについて.
優柔不断な自分は,この片付けが実に下手です!
以前,片付けの基本知恵袋と称して部屋の片付け方法を紹介されているのを見つけたことがあります.

その中で,
 絶対にいるもの
 悩むもの
 いらないもの
に分けること,そして,その分ける作業に5秒以上悩まないこと,悩む場合は悩むものにさっさと分別すること...等々,"あ痛たぁ...”って感じのお話が色々.

普段からすべきことをやっていたら,今のようにはなってなかったろうに...と後悔しても遅いので,気を取り直して頑張ります...


21:33:33 | dk | No comments |

08 September

松下幸之助さんをよく知る方の本:その2

先日ご紹介したの6番目の項目に,「世間は正しい」と考えた上で経営判断をする,という趣旨の話が出てきます.更なる説明として,

「世間は誰一人としてきみの成功を邪魔したりしない.うまくいかないというのは,外部の事情ではなく,自分自身に原因があるものだ」

という松下幸之助さんの言葉を引用されていました.
会社がある程度の組織になれば,「世間」の部分を「会社」に置き換えることもできそうです.
考えてみると,僕は,政治家を嫌う傾向があって,同じように,経営者を嫌う傾向もあるように思います.世間・会社自体はそれほど嫌いではないのに.

「あなたとは違うんです」と仰る方は,世間を先導する立場にありながら世間が見えていなかった張本人なのかも知れませんが,僕自身も,そういう人達に対する認識が何か間違っているのかも知れません.

難しそうなので,今後の宿題になりそうです...


21:35:00 | dk | No comments |