出張の合間に：ちょっと暑い多治見 - その2

永保寺は，川のすぐほとりに建てられていて，川を流れる水の音が聞こえるような距離に池が作られています．
虎渓山から流れて来る水を集めているので，枯れることもない様子．
うまく設計されています．

池のほとりの木陰には，意外と苔が蒼青としています．
そう，腰を低くして，苔を構図に入れたくなるんですよね．




近くを散歩していると，足下で「カサカサ」と音がするので，何だろう？と思ったら，蛇でした♪



しなやかな体つきですが，体長は1 m あるかないか，くらい．
ひさしぶりに蛇に会い，ちょっとびっくりしましたが，踏まなくて良かったです♪


前回，この構図を見たかどうか覚えていないのですが，絵葉書になりそうな構図を発見．



石の形や配置が，とてもよく計算されているのが分かります．
素晴しい庭は，近代的な庭よりも，歴史的な建築物に探す方が早いですね．


経済効果だけを目指して政策を進めると，失われたら二度と戻らない文化や伝統，景観までが破壊されてしまいそうです．
原発の問題を機に，本当に残すべきものは何か，ということを考える機会が増えました...

出張の合間に：ちょっと暑い多治見 - その1

昨日は，前日の全国的な梅雨空のような雨が過ぎ，多治見もいいお天気でした♪

今回は，駅の観光案内で入手できる地図も使わず，Google Map の案内で虎渓山永保寺に向ってみることに．
途中，地元の人しか通らないような細い道から，車の通りが多い広めの道まで，恐らくは最短と思われる経路に従い，前回とは異なるルートで向います．


昨年2月に訪れた時は，改装中だった建物にブルーシートが覆われていて，どんな様子か分からなかったのですが，今回は美しい茅葺き屋根の建物を見ることができました！



秋には見事な紅葉が見られそうな場所ですが，今は新緑の季節．
紅葉の木々も，明るい緑の葉を枝全体に延ばしています．


団体客が一つ訪れていて，時々その人達の脇をすり抜けつつ，色々な角度から庭園を眺めてみるのですが，何も手をつけない部分と，しっかり手入れされている部分とあり，最終的には素晴しい景観が維持されているなぁ，と感心します．

池のほとりに建てられている小さな建物の屋根は，年期の入った屋根を被っていて，改築された屋根とのコントラストが新鮮でした．




歩いているうちに，顔が日焼けするのが分かるような陽射しが上から降り注いできます．

考えてみると，仕事でも大学でも，もっぱら建物の中にいて，ジョギングも暫く保留しているので，陽に当たる時間がかなり短くなっていることに気付きました．
もっと，外を歩き回る時間を作らないと...