11 March

雨の植物園(冬の京都 - その13)

今回の京都旅行もいよいよ最終日.と言っても,2月12日の事なので,一ヶ月近く前の事ですが.雨だと,どうしても観光気分も沈みがちですが,そこは自称 photographer.雨の日ならでは,という題材を求めて選んだ場所は,府立の植物園.予想した通り,観光客はゼロ(?)と思われるほどガラガラでした ^^)

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天気の悪い日は,空を構図に入れるべからず,という内容が,何かのカメラ雑誌に書いてありましたが,空を背景に使う事が出来れば,近くの題材を少し違った形で取り入れる事もできますね.

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あまり花は咲いてませんが,梅の花は,少しずつですが咲き始めていて,所々で冬の終わりを感じさせてくれています.
梅の花以外にも,素敵な椿もありました.

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バラにも似た椿の花は,やっぱり日本の花だなぁ〜,という気がします.
そして,雨がしとしと降っている時には,なんと言っても雫が奇麗♪

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「薔薇のない花屋」さんでもお馴染みになった雫,是非,小雨の日に眺めてみては,いかがでしょうか.

植物園を出た後,鴨川沿いに南へ向かい,下鴨神社を通ってからバスで京都駅まで戻りました.短かったけど,三泊四日の京都旅行で,色々な場所を訪れ,過去に訪れたことのある場所でも,これまでとは違った味のある景色を見てくることが出来ました.
また,違った季節に違った景色を探しに,訪れてみたいですね.


00:31:31 | dk | No comments |

10 March

疎水アーチとインクライン(冬の京都 - その12)

そろそろ日も傾いてきましたが,哲学の道を南に歩き終えると,永観堂が見えてきます.そして,まだ来たことのない琵琶湖疎水へ.京都以外からの観光客は,あまり訪れない場所ではないかと思いますが,いざ来てみると,スペインで見た同様のアーチを思い出させてくれる立派なアーチでした.今回,来て正解だったと思います.

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日本でこのような水路が作られたのは,ここが最初だそうで,日本の建築技術が試されたチャレンジだったそうです.このアーチを下から色々な角度で眺め,さて,上から見られるのなかぁ?...と思って,それとおぼしき道を探し,上から眺めてみました.

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上の写真を撮影し終えたところで,地元の人から声を掛けられました.その時は,一眼レフのカメラで撮影していたのですが,銀塩かデジカメか?,というのがその人の質問で,その後,銀塩とデジカメの良さや特徴,違いについて,暫く話すことに,
銀塩カメラは,まだまだ良さは残っているものの,最近のデジカメも十分性能が良くなり,すぐに編集出来るのは,デジカメの良さなんですが,その人は絵描きさんだそうで,やはり,銀塩にはこだわりがありそうでした.
お話好きなその絵描きさんは「自分が住んでいるのも,こっちの方で,今までにも色々な人を案内してきた」という事を話しながら,蹴上に向かって案内して下さいました.

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以前,京都で会ったことのある友達の一人から教えて貰った話ですが,インクラインは,桜の季節,多くの地元の人々がお花見に来るそうです.
今度は,是非桜の季節に来てみたいですね.


00:55:10 | dk | No comments |

09 March

哲学の道(冬の京都 - その11)

銀閣寺を後にし,以前にも何度か歩いた哲学の道へ.ここは,人通りもそれほど多くなく,時々ガレージセールのような感じで来たい人はどうぞ♪,的なお店もあり,なんだか油断して歩ける雰囲気が良いと思います.水路に沿って歩いてみると,ボーっとする時間を作れますね.

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西洋人とおぼしき二人がさっさと前を歩いていますが,違和感はないですね.歩く早さは,その人の意識を表現しているので,きっと,京都に住んでいる人ではないかと思います.

途中,今年の干支の関係で有名になった大豊神社に寄り道.昨年末,news で知って,京都に来る機会があれば是非寄ってみたいと思っていたのですが,確かにいました,かわいいネズミさんが.

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僕の旅は,始めから計画を綿密に立てることは滅多にありませんが,寄ってみたい所の名前だけは,時々チェックしてあります.大豊神社は,地図を詳細に見て辿り着いたわけではなく,哲学の道の傍,という事だけ記憶の引き出しに残してありました.普段は見過ごすような文字に気付く事もあるのが,旅の良い所です.

何やら,人々が立ち止まってカメラを向けているので,何だろう?と思ってみて見ると,水路で釣りをしているクマの親子が!

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縫い包みも,こうやって置いておくと,意外なアクセントになるんですね♪


01:27:12 | dk | No comments |

07 March

銀閣寺(冬の京都 - その10)

白い道を歩いて音無の滝を見に行った後で,再びバスに乗り,目指した先は銀閣寺.以前,一度来た事があるのですが,どんな所だったか,なかなか思い出せませんでした.でも,来た事のある人はご存知の通り,高い垣根を見た瞬間,以前の記憶が戻ってきました...

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この垣根,切り立った崖のようで,これだけでも見る価値がある,と思うのは,私だけでしょうか.
さて,中に入ってみると,銀閣寺よりも,砂の芸術の方に目が行きます.枯山水,とは,いかにも日本,というか漢字の文化圏でのみ通じる表現ではないかと思います.

銀閣は,コケ(苔)も有名ですよね.
銀閣をやや高いところから見渡せるところをグルッと回る間,あちらこちらに手入れの行き届いた苔の柔らかそうな緑が見られます.やや上に登り,視界が良くなったところで,以下のような眺めが見られます.

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屋根の日陰の部分には,まだ雪が残っています♪
銀閣は,銀色に輝いているわけでもないので,白く雪で覆われている時の方が奇麗だったかも,と思ったのは,私だけでしょうか ^^)

ここでも沢山の写真を撮り,雪化粧した金銀のお寺を回れて,今回は本当にラッキーだったと思いました.さて,最後に美味しかった抹茶のシュークリーム,の見本の写真です.

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京都では,抹茶は何処にでもあるので,特別珍しい気はしないんですが,ついつい釣られてしまいました...


02:22:09 | dk | No comments |

02 March

三千院(冬の京都 - その9)

久しぶりの三千院,それも冬に訪れるのは初めてとあって,以前とは違った期待が膨らみます.紅葉の季節,大勢の人で賑わうのは勿論ですが,この時期は...と思いつつ,
9時過ぎに訪れたところ,8時半から入れたことに気付き,「しまった,もう少し早くくれば良かった!」と少し残念な気もしましたが,中に入ってみると,さすがに出足は鈍いようで,のんびり眺めて回ることが出来ました.雪も残っていて,中庭は,これまでとは違ったイメージに変わっています.

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前日は金閣寺を訪れていたので,ここまでやって来られませんでしたが,こちらを訪れた人は,より白い庭を眺めることが出来たことでしょう.
まだ訪れている人の数が少ないので,写真も,少しまっていれば人のいない画角を切り取れました.

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以前は,あったかどうか覚えていないのですが,中で色々と小物を販売しています.商売上手ですね,京都のお寺は ^^) ここで僕は,妹とその子供達(甥・姪)へのお土産として,「夢」の文字が入ったお守りを幾つか買いました,一人一つずつ分けられるように.今年は色々と辛いことが多そうなので,くじけずに頑張って欲しいなぁ,と願っています.

建物を抜けて,こけの美しい庭が,雪とどのようなマッチングを見せてくれるか...予想通り,その姿は素晴しいもので,期待以上だったと思います.三千院には,可愛らしい "わらべ地蔵" がありますが,写真の題材としては持って来いです.

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これを思いついた人は,ちょっとしたユーモアのある人ではないかと思いますが,実際には,もっと色々な事が込められているのでしょうね...


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