Archive for 12 September 2009

12 September

反対の意味を表す英単語

日本語と英語では,反対の意味を表す語彙が相当違っていて,いつも覚えるのに苦労します.

日本語だと,
肯定<->否定 や 往路<->復路 のように,一つの漢字が逆の意味を表すパターン,
善<->悪 や 上 <-> 下 のように,それぞれ逆の意味を表す全く違った漢字を用いるパターン,
安心 <-> 不安 のように,同じ漢字を含むけれど,順番がひっくりかえるパターン,
完全 <-> 不完全 のように補完する漢字を付け加えて意味をひっくりかえすパターン,
等,色々あります(青い <-> 青くない,のように,〜でない,という言い方は別として).

一方,英語の場合も,left <-> right のように,完全に対比する違う場合もあれば,
even <-> uneven(平らな,偶数の,に対する 平らでない,奇数の)
perfect <-> imperfect(完全,に対する 不完全)
advantage <-> disadvantage(有利 に対する 不利)
merit <-> demerit(長所 に対する 短所)
のように,un,im,dis,de 等を付加して意味をひっくり返すものもあります.
しかし,どの言葉に何をどうくっつけると反対語になるか,というのは,実際のところ,使って覚えるしかなさそうです.


随分と昔,刑事コロンボを TV で放映していた際,IQ の高い犯人がコロンボに対して降参し,コロンボを試すために難易度の高い問題を出すシーンがあったのを覚えています.
その問題は,
「次の4つの単語のうち,一つだけ共通点を持たない単語はどれか?」
というもので.それぞれの単語の意味は全く関連がありません.
そして,ある単語だけ,反対語の作り方が違う点をコロンボが指摘して,犯人がコロンボに感心して終わる,という内容でした.
問題の単語までは覚えていませんが,英語圏での IQ テストに,そういう問題があるんだぁ,と思って何故か妙に印象に残っています.

英語では,よく,
Practice makes perfect.
と言われるように,継続は力なり,習うより慣れよ,もしくは,実践あるのみ,といった意味で,何度も繰り返し練習することこそが大切とされています.
世の中がどんなに便利になっても,人が何かを会得する基本は,変わらないですね...


09:50:06 | dk | No comments |