出張の合間に：奈良編（2011年8月）その1

8月12日，仕事で京都と奈良を訪れました．
残暑が厳しいのは関西も同じ，というか，関東よりも関西の方が暑そうです！

今回は，奈良（ワシントンホテルプラザ）に宿をとり，少し散策してから13日に戻る計画に．
お会いするお客さんに，事前にメールでお薦めを聞いておいたのですが，季節ととれる時間から，薬師寺・唐招提寺に絞ってみました．
とはいうものの，打ち合わせを終えて宿でチェックインをすませても，まだ外は明るく，三条通りもにぎわっていて，夕方の散歩もしない手はないなぁ...と早くも観光モードにスイッチが．

「ビールは，宿に戻ってから...」と決めて夕食を簡単に済ませ，奈良公園の方に向ってみると，人の数がどんどん増えて行きます．
はて...?


事前に調べてなかったのですが，"なら燈花会（とうかえ）"の最中で，数多くのロウソクが灯されています♪
空がまだ少しだけ青い中，猿沢池は幽玄なイメージに染まりつつありました...



池の手前では，ライトが池の中を照らしているのですが，そこにカメがうろうろしています♪

ゆっくりと池のほとりを歩いて行くと，五重塔とその手前の数多くの燈が，素晴しい景色を作り出してました．



廻りは，若いカップルは勿論，子供から家族連れ，観光客と，色々な人が集っているようでしたが，京都や関東の似たようなお祭りと比べると，立ち止まる余裕もあり，焦る事もありません．

時々「順路」の文字も見えますが，人の流れについて行くと，五重塔やその近くでぐるぐる行き来しているようです．
そのうち思い出したのが，浮見堂．
きっと，そこも普段とは違う景色になっているに違いない！，と思って，Google Map を見ながら行き先確認...

廻りを見回すと，多くの人は「なら燈花会」のパンフレットを見ているらしく，「公園の中で iPhone 片手に行き先を探している観光客は，自分だけかもしれないなぁ...」と，ちょっと恥ずかしい気になりましたが，一番近そうな道を探して浮見堂を目指すことに．

近くまで行くと，予想通り大勢の人が列を作っていましたが，マナーの悪い人はほとんど見かけません．
時々立ち止まって iPhone で写真撮ってる自分のマナーが気になるくらいでした．

人の流れから少し離れたところでは，ちらほらと三脚を立てて撮影している人もいましたが，三脚を立てずに歩きながら撮影して下さい，というアナウンスの声が聞こえてくるので，ゆっくりと進む人の流れは，止まることもないようでした．
そんな中，一瞬立ち止まって撮影した写真の２つをご紹介すると...



iPhone のカメラだと，近くまで来てもさすがにこれ以上は厳しく，一眼レフを持ってくれば...とも思いましたが，仕事で来て寄り道していることを考えると，見られただけでもラッキーでしょう♪
パンフレットすら見ていなかったので，先入観なく見られて余計に新鮮でした．


僅かな時間でしたが，今までとは違う「なら」の夕暮れを楽しむことが出来て，「来て良かったぁ〜！」と嬉しくなりました...