がんばれ nuclear power fighter !!!

色々なニュースを見ていると，柏崎原発の事故である程度のレベルに抑えることができた東電は，福島原発でもどうにか対処できる，と軽く見ていたと推察されます．
世界の原発事故の中でも類を見ない冷却系等のトラブルが引き金となった故に，今回の事態の深刻さに気付くのが遅れたのでしょう．

海水を入れることで原子炉は二度と使えなくなるので，東電も政府も迷ったようですが，その時間を無駄にした結果，現在のような取り返しのつかない状況になってしまった可能性が高そうで，危機管理の甘さが今後問われることになるのでしょう．

仮に５・６号機の被害が小さくても，福島第一原発そのものを再運転することは考えられませんから，原子炉３機分の電力は常に不足し，その３機分を補う別の発電所を準備するまでの間，電力不足は解消できないことになります．

現在は，各国からの支援もあってか，若干いい方向に向いつつあるようですが，今度のシナリオがどうなるかは，決死の覚悟で対処に当たっている現地の東電職員，自衛隊，消防隊，等々の作業員全ての方々に掛かっています
被災者も応援したいのは勿論ですが，それと同じくらいに，冷却のために必死に頑張っている nuclear power fighter を応援したいです !!