Archive for August 2011
22 August
出張の合間に:奈良編(2011年8月)その8
唐招提寺の「新宝蔵」には,20点くらいの重要文化財がずらっと展示されています.次はいつくるか分からないので,こちらも入ってみることに.
扇風機が熱風をかき混ぜる中,一つずつ眺めて行くと,TV で紹介されていたことのある像も並んでいることに気づきました...
概ね見てまわって,南大門の近くまで戻ってくると,東側に小さな池があることに気づきました.
ちょっと見に行くと...
薬師寺・唐招提寺の中のあちこちで蓮を見かけますが,陽射しの弱いここの蓮が一番元気そうでした.
駅から歩いてきた観光客の大半は,西ノ京駅に戻ると思われましたが,距離的にはほぼ同じところに位置する尼ケ辻駅まで歩くことに.
炎天下の中,歩いている人にはほとんど会いませんが,道端の日陰には奇麗な花も咲いています.
垂仁(すいにん)天皇陵を眺めて,駅までもう少し!,という時,丁度列車が...
慌てて iPhone を取り出して撮影した割には,結構いい感じ.
気分は,「世界の車窓から」でした...♪
23:50:00 |
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21 August
出張の合間に:奈良編(2011年8月)その7
広い庭がある一方で,鬱蒼と木々が植えられているところもあります.京都の三千院を思い出させるような地面を覆う苔の緑.
この日は,木漏れ日すら暑そうに感じられますが,緑のふんわかした様子は,なかなかのものです.
唐招提寺の中にも,大きな鐘を逆さにしたような手水場がありました.
しかし,見方によっては,大きな「おちょこ」からお酒がこぼれているようにも...?
22:40:00 |
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20 August
出張の合間に:奈良編(2011年8月)その6
薬師寺をのんびりと歩き回り,おなかも空いて,さて...と思えど,この辺り,あまりレストランは多くないようです.選択肢は多くない,ということで,北受付の近くにある飯屋さんに入ってみることに.
午後1時を過ぎてましたが,半分くらいは昼食のお客さんで埋まっているようでした.
はじめ,別のものを頼むつもりでしたが,「夏野菜カレー」の文字にちょっと惹かれて,注文してみることに.
少し待ち時間があり,出てきたのは,なるほどよく見るカレーとは少し違っているようでした.
揚げてある野菜はトッピングになっていて,始めからカレーと一緒に煮込んでいるわけではなく,ちょっと手間が掛かってるんだぁ,と納得♪
味は,年配のお客さんも多いためか,辛くないさっぱりした感じでした.
炎天下に再び戻る,と思うと,ちょっと気後れしそうでしたが,折角の時間を無駄にするわけにも行かないので,もう一つの目的地である唐招提寺に向います.
バスも利用できるようですが,本数も少ないだろうと思って,真北へと続く道を暫く歩きます.
ちょっと雰囲気は違っているようで,薬師寺よりも地味な感じ.
というか,薬師寺が比較的カラフルなお寺で,むしろこちらが普通のお寺でしょうか.
南大門をくぐってみると,これまた金堂まで,結構広々した道が続いてます.
左手には「はす池」がありますが,暑さではすも元気がなさそうでした.
金堂の奥の講堂を右側から回ってみると,やや傾いた太陽がつくる陰が,屋根の形を面白く地面に映しています.
考えてみると,都会の中では,建物の陰は真っ直ぐなイメージがあり,曲線になかなか出会えません.
芸術的センスは,現代よりも古代の人の方が,ずっと上だったのかもしれないですね....
23:33:09 |
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19 August
出張の合間に:奈良編(2011年8月)その5
薬師寺の和尚さん,みなさんが話上手なのかどうかは分かりませんが,金堂で暫くお話をして下さった方は,ある意味で「名物」のような方でした.話を始めるとすぐに,「遠くから来たという方?」と集った人達(25人くらい?)への問いかけが.
関東から来ている人は少なそうだったので,手を上げて「神奈川県から」と自己申告.やはり,大半は奈良県かその近隣の方のようでしたが,広島から訪れた方もいたようです.
そして,「奈良県の代表的なお寺を一つ挙げて下さい!」という質問をし,前の方に坐っているある方が,「法隆寺!」と答えました.
すると,待ってました!,とばかりに,
「...法隆寺は確かに有名ですね,はい.ところで,皆さんは今,誰の前でお寺の名前を挙げていると思います?...私が言いたいことは,もうお分かりですよね♪...それではもう一度お尋ねします,奈良県で有名なお寺を一つ挙げるとすれば?」
「薬師寺〜♪」
と全員で大合唱!.
もう,すっかり集った人達の気持ちを掴んでしまったようです.
それから後も,例えば,東塔の写真を見せて,「この塔は,何重の塔でしょう?」という質問も.
知らないと「六重塔」と答えてしまいそうな東塔は,"もこし" と呼ばれるスカートのような屋根があり,実際には「三重塔」として知られています.
私も,事前に案内を見て知ってはいたのですが,集った方もさすがにこの質問には始めから正解を返していました.
すると,一通り説明した上で,「皆さん,くれぐれも誤解(五階)のないように!」と今度は「目」で話しかけ,あくまでウケを狙ってきます...
下手な漫才聞いているよりよっぽど面白いなぁ,なんて言うと失礼ですが,奈良のお坊さんは,侘び寂びに重きをおく京都のお坊さんよりも「にぎやか」なんだとか.
東日本大震災にむけた援助として,ちょっとした「セールストーク」もお話しされていました.
最後は,少し真面目な話で締めくくり.
それは,...
「自分だけのために祈るのではなく,家族,親戚,今隣にいる方,震災の被害を受けた方,...そういった方々みんなのためにお祈りしましょう!」
といったもので,なるほど,とてもいいお話を聞かせて頂きました.
外はとても暑いのに,この金堂の中は,時々風が通り抜けるせいで,意外と心地よく感じます.
歴史的な建物には,少なからず温故知新が詰まっているような気がします.
さて,残りの景色を少し...
西塔
南西側から見た金堂
北側から見た金堂
一旦,北受付を出て,その先にある大唐西域壁画殿へ.
ちなみに東塔は,この夏の終わりから解体大修理が始まるとかで,期間も10年が予定されているそうです.
すっかりお腹も空いてしまいましたが,楽しくて有意義なひと時でした...
23:15:00 |
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17 August
出張の合間に:奈良編(2011年8月)その4
二月堂でのんびりしたかったのですが,チェックアウトの時間も気になっていたので,引き返そうかなぁ...と思っていたら,反対側に階段を発見!上から見下ろすと,結構な傾斜に見えます.
ホテルに戻る途中,東大寺のわきを通ってみたのですが,以前来た時の記憶となんとなく違っていました.
昔の記憶が曖昧なこともあり,以前来たところでも,新鮮味がありそうです。
なんとか10時前にチェックアウトを済ませ,向った先は JR奈良駅.
コインロッカーに荷物を置いて身軽になった!,と思ったら,せっかく持ってきた扇子もロッカーの中!
相変わらず,何か一つは忘れてしまうようです...(泣)
近鉄新大宮駅まで歩き,近鉄線を乗り継いで西ノ京駅へ.
駅を降りると,「参道」の文字が見えて,地図を確かめることなく薬師寺へ到着.
拝観料を支払って先へ進むと,急に視界が広くなります!
左に見えるのが東塔,右手が金堂
大きな建物が小さく見えるくらい,広い中庭が広がっています!
「順路」の文字に従って,外側の回廊(?)を通ってゆっくりと南側へ回ると,勧進所に「抹茶」の文字を発見♪
お茶を点てるのは苦手ですが,冷たい抹茶,というのが珍しくて一休みすることに.
ここでは,お湯を使わず,水だしの抹茶を出しているのだそうです.
左手の和菓子は,吉野くずが使われているそうです.
口の中で,ちょっと音を立てながら(?)ふんわり融ける感触がいいですね♪
さて,一休みしていよいよ金堂へ.
なにやら,和尚さんの大きな声が聞こえてきます...
23:40:00 |
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