出張の合間に：京都編（2010年9月） その3

今回の出張中，「世界の車窓から」で気付いたことが一つ．
京都で見る「車窓」は，神奈川県でみる「車窓」よりも，１週間程度遅れてるんですね!
エジプトの車窓に変わっているはずだったのに，少し前に見たシリアの車窓を再び TV で見た時には，なんだか狐につままれたような感じでした...

水曜日の朝．
ホテルのお隣にあるコンビニへ朝食を買いに行こうとしたものの，外は強い雨．
たった10m 位の距離とはいえ，結構濡れそうな勢いだったので，折りたたみ傘で凌ぐことに．

朝食を済ませてホテルをチェックアウトする頃には，雨は概ね止んでましたが，歩いて大学まで行くには遅過ぎて，一駅を電車で移動．
台風が何処にいるか，よりも，雨雲が何処にいるか，が問題です．

学会は滞りなく終了．
興味深い話をして下さった先生に話を聞いたり，今月末に予定されているとあるセミナーでお世話になる先生に御挨拶したり，と，少々話し込んだ後に大学を後にしました．

真っ直ぐ京都駅に戻ったものの，帰りの電車は，京都に到着した日に余裕を見て予約しておいたので，まだ１時間以上の待ち時間が，ある予定でした．
ところが，何やら改札の前に人集りが...!?

得られた情報は，台風の影響で運転中止になった「のぞみ」が数本あること．
そして，電車がおよそ１時間，遅れて運転されていること．
駅員の方に聞いたところ，少しずつ遅れは回復すると思うけれど...という程度．

慌てても仕方無いので，駅ビルの中で夕飯を済ませることに．
そして，
どうなったかなぁ〜...?
と思って，元々乗るはずだった時刻の少し前に，再び改札に戻ってみると...ちょっと目を疑いました．



なんと，「のぞみ」は一時間程度遅れている一方で，自分が乗る予定の「ひかり」は，ほとんど遅れなく運転される見込みではありませんか！
もし，のぞみと同様にひかりの運転も１時間後にずれると決め込んで，予定の時間に戻って来なかったら，電車を逃していたことになります !!

これまでの似たようなトラブルから，今回のような場合，できるだけ乗り場で待つ！，というのが基本だと思ってはいたのですが，こんなこともあるんですね...

出張の合間に：京都編（2010年9月） その2

二日目から参加した学会ですが，比較的早い時間にシンポジウムが終了することもあり，日が沈むまでに少し時間があります．

学内に目を向けてみると，建物には歴史を感じさせる雰囲気が残っていて，京都には似合ってますね．



遠出する余裕はないので，さて何処へ行こう？と思って向った先は，鴨川．
川沿いの道は，これまた何度も歩いてはいますが，京都にしかない雰囲気が此処にはあるような気がして，やっぱり来てしまいます．



川に沿って，一駅分をゆっくりと散歩．



まだ雨は降っていませんが，台風9号が近づいているので，空の雲も重たそうな色に変わっています．
今回，一時しのぎ用の小さな折りたたみ傘だけ持って来たのですが，ちょっと足りなかったか...

出張の合間に：京都編（2010年9月） その1

厳し〜い，残暑！

ですが，夏が終わる前に，同志社大で開かれたとある学会に参加すべく，今度は京都を訪れました♪
しかし，折しも台風9号が近づいていて，天気は下り坂...

観光に勤しむ（？）暇は，ほとんどなかったのですが，大学の最寄り駅まで一駅，という丸太町駅の傍にあるホテルに２泊し，一度は，朝の散歩を楽しむことができました．

丸太町から大学までは，その間が京都御苑．
予想通り，朝の散歩には，ピッタリでした．
今回も，幾つか発見が...

その一つは，御苑の中にある，自転車の道．
写真は，自転車が通ってできる道が交差している付近を，通勤で利用している方が通りかかっている所．



人は，自由気ままに歩きますが，砂利道を走る自転車は，自然と走り易い場所を走るので，自ずと道が確保されるようです．
しかし，広い道に，歩いている人はごく僅かの観光客だけ...？と思いきや，地元の人は，厳しい陽射しを避けて，木陰の中の道を選んで歩いていることに気付きました．



陽射しはまだまだ夏ですが，木漏れ日の中に風が吹き抜けると，意外と気分良く歩けます♪



何度か訪れている京都御苑ですが，ちょっと廻りに目を配ると，何かしら発見がありますね...

出張の合間に：橿原編 その6

藤原宮跡は，広々とした跡地と，再発掘している最中の場所があったものの，その場で見られるものはそれほど多くないようです．
近くに資料室があるのですが，帰りの電車が気になり始め，途中にある「おふさ観音」に向います．

おふさ観音は，訪れてみると，丁度風鈴まつりが開催されているところで，数多くの風鈴が吊り下げられていました．
風になびく風鈴を見ていると，一瞬，暑さを忘れそうになります..




奥に茶屋があるのですが，お目当ては，かき氷♪
今年の夏，初めてのかき氷．
というか，数年ぶりかも...?

考えてみると，昼食を食べてなかったのでお腹も空いてたのですが，冷たいかき氷を一気に口にすると頭が痛くなりそう．
しかし，暑さで見る見る間に融けてゆき，頼んだ宇治氷は，食べ終わる頃には緑色の水に．

今年も，普通の夏休みはなかったものの，つかの間の観光でちょっぴりリフレッシュ出来た気がします...

出張の合間に：橿原編 その5

お昼は，別の場所で探すことにして，次の目的地に選んだ「耳成山（みみなしやま）」を目指しました．
というのも，昨日入手した「大和三山万葉浪漫ウォーキングマップ」なる地図に，描かれていたルートの一つが，ちょっと気になったからでした．

ルートそのままに歩くには，もう一駅北の大和八木駅まで向う必要があったので，電車に乗らず，八木西口駅の傍を通ってそのまま耳成山を目指しました．
耳成山は，標高140m ほどの低い丘，と言える山ですが，昨日から見て来た古墳の影響で，時間的にも回れそうなこのルートに興味を持ちました．

当然（？）のことながら，炎天下の元，歩いている観光客の姿はなく，地元の人すらほとんど見かけません．
しかし，耳成山の近くの公園まで来ると，遊んでいる子供達や親子連れの姿も見つかります．

ここでも，時々うるさい音を耳元でたてる蚊を追い払いながら，山頂を目指したのですが，山をグルッと一周するように渦巻きを描きながら道が作られていて，傾斜は緩やかな一方で，思ったよりも時間が掛かります．
そして，山頂に上がってみると...
平らな場所はほとんどなく，木々に囲まれていて周囲を見渡せそうな感じではありませんでした，ベンチ一つを除いて．

時々，地元の人とすれ違うことはあるものの，捨てられたとおぼしきネコがぐったりしている神社に寄って，別の下山ルートを目指します．
下りは，車の音が聞こえてきたと思ったら，すぐに下まで辿り着きました．
そして，耳成山公園の古池で，ほっと一息．



時々 iPhone の GPS で自分の場所を確認しながら，ルートに沿って藤原宮跡を目指したのですが，ポケットに入れたはずのお土産（梟のストラップ）を入れた袋がないことに気付きました！
山頂で一休みした時に確認していたので，下山途中に落としたようです．
折角のお土産を探しに山に戻ろうかと，一瞬考えたのですが，時間に追われている中で見つけるのは難しいだろうなぁ...と思って諦め，南下を続けることに．

暫く自分のお馬鹿加減にガッカリしながらも，暑さで集中力が無くなっているので，そのまま藤原宮跡へと急ぎます．
途中，広っぱ，と呼べるところで，花と花の上で飛び回っている（アゲハ）蝶に出会いました．



子供の頃は，網を持って虫取りに出掛けるのが楽しかったなぁ...と昔の記憶にちょっと呼び止められた感じでした...