Archive for 18 July 2009

18 July

賢いモーケンの人達

今日の「世界ふしぎ発見」では,南タイの島々が紹介されていました.
その中で特に興味深かったのは,スリン島に住む人達が言い伝える伝説で,その長い物語の中に,生活の知恵と技術が含まれているのだとか.

モーケンは,「溺れた人」という意味があるそうですが,2004年12月26日に起きたスマトラ島沖地震の際,津波で村の家々を全て流されたにもかかわらず,死者が一人もいなかったそうです.

津波が押し寄せる直前,潮が300mも引き,伝説の中の一節を思い出したのだそうです.
その伝説によれば,「海が彼方に引いたら,ラフォークと呼ばれる大波が,全てを掃除しにくる」らしく,半信半疑の人も含め,村人が山の上に避難したところ,その5分後に津波が襲ってきた,とのこと.
きっと,過去にも同じような大きな海底地震があり,大きな被害にあった歴史が受け継がれたのでしょう.

日本は,というと,むしろ地震に慣れている人が多く,少々の事では行動に移す人も少ない気がします(私も,その一人ですが).
教訓って,人から聞いただけで生かせることは,そう多くはないような気もします.

死者・行方不明者を合わせ,約40万人が津波の犠牲になった,と言われる大地震の最中,海岸沿いに暮らす村の犠牲者がゼロ,というのは,それこそ伝説に残りそうな話.

モーケンの人達が受け継ぐ伝説,できたら,最初から最後まで聞いてみたいです♪


23:24:50 | dk | No comments |

大雪山と言えば...

山で命を落とした方々のニュースが大きく取り上げられていますが,旭岳とその周辺には,私も3度訪れました.

以前,大雪山というのは一つの山を指すわけではなく,大雪山系の旭岳,というような言い方が相応しい,という話を聞き,なるほど,と思ったことがあります.
国立公園として指定されている大雪山は,雄大で素晴しいところですね.

私が訪れたのは,3回とも8月ですが,山頂付近には万年雪も残っていて,夏でも気温は低く,多くの登山者はそれなりの装備をしている方ばかり.
ロープウェイを利用して姿見の池まで楽チンしてしまうと,旭岳まで登ってその周辺を歩き回るコース(確か,5時間位)を日帰りで楽しむことも出来ます.

私なんぞは,ある程度の防寒の装備はしているものの,もし道に迷ったら天気が悪くなくても翌日まで生きてられたかどうか.
山の天気は10分で変わる時もありますから,それはそれで面白いのですが,お天気には勝てませんし,引き返す,或は出発を見送る,といった勇気ある判断が必要になることも多いでしょう.

ガイドがつくツアーでは,ガイド主導のグループとしての行動が求められるでしょうし,判断に迷うことも少なくないと思いますが,自分の判断で強行軍を踏みとどまることが出来ていたら...という気もしてなりません.


ところで,過去に3回旭岳に登った際,毎回お世話になったYH(ユースホステル)があります.
バイクで訪れていたのは,私以外にはほとんどいなかったような記憶がありますが,一般的なYHと比べると,奇麗でサービスも行き届いていて,御薦めの宿です.

大雪山白樺荘

収容数は16人,となっていますが,私が訪れた時は,40人近くは居たような...
もしかすると,営業規模を縮小したのかも知れません.


北海道には数多くの YH が残っていて,それも,多くは,本州の YH よりも居心地がいいと思います.
ちなみに,出会った人は,結構関西の方が多かったような気がします.
宿泊した宿の多くは忘れてしまうのですが,白樺荘は印象が良くて,旭岳に登る際には,また訪れたい宿の一つとして記憶に残っています.

ん〜,北海道,また出掛けたいですね♪


12:12:01 | dk | No comments |