Archive for August 2009

13 August

苦しい時の,幸之助さん頼み?

「困難の時こそ夢を持て テレビで経済復興を目指した男・松下幸之助」というタイトルに惹かれて,「ルビコンの決断」を見ました.
最初から最後まで見たのは,今日が最初(で最後?).

週休二日制を導入したのは,松下電器が最初,だそうですね.
社員を大事にするからこそ休む時間が必要,という発想は,それ以前に無かった,とも思えませんが,企業に導入したのが最初だとすると,ちょっとびっくりです.

技術を金で買う,という考え方は,当時は日本にとってメリットが大きかったと思いますが,この10〜15年に限って考えると,先攻している技術を日本が海外に売ってしまったことによる損失が,予想外に大きかったのでは,という気がしています.

基本的には,特許,という壁が立ちはだかり,日本が遅れている分野で追いつくのは至難の業.
しかし,技術にこだわる人は,まだまだ沢山いるのも事実.


約1年前に読んだ「経営者の教科書」が印象に残っていて,番組自体は期待したほどではありませんでしたが,松下幸之助さんの思想自体は,今でも廃れていないことが改めて分かりました.

良いところを見習って,少しでも自分の今後に生かしたいです...


23:25:51 | dk | No comments |

10 August

「いかがなものか」は いかがなものか?

国を代表するお方が,人々の前でしばしば口にする言葉の一つ,「いかがなものか」

後で問題になった時に,いかに自分で責任を負わないで済ませるか,を考えると,できるだけ曖昧な表現にしておいて,可能な限り,後で都合よく言い換えられるようにしたいもの.
政治家のそういう意図が感じられると,がっかりしてしまいます.

日本の政府が破産すると,いったいどんな事になるのか想像もつきませんが,消費税を上げれば解決する,なんてとても思えないし.

「傷跡」も正しく読めなかった総理,やっぱり,いかがなものか...


23:38:47 | dk | 2 comments |

05 August

真実を探して

連日のように大きく取り上げられる裁判員裁判.
賛否両論あるのは別として,大勢の人が傍聴しようと押し掛ける様子は,関心の高さを物語っています.

まだじっくり眺めたことがないのですが,以下のような法務省の紹介サイトがあります.

よろしく裁判員制度

今日のニュースの数々で,全ての裁判員の方からの質問があったことが伝えられていましたが,選ばれた方々は,自分の責任の重さを感じているからこそ,自分から質問しているのだと思います.
真実を知りたい,と思う気持ちが,発言する勇気を奮い起こすのではないでしょうか.


ちなみに,昨日たまたま,「たったひとりの反乱」を見ました.
「突然の娘の死 医療の壁と闘った8年」というタイトルのドキュメンタリーです.

「脱水症状ですが,明日退院できるでしょう...」という趣旨のことを医者から言われたにも関わらず,一日も経たないうちに娘さんを失うことになった両親が,説明を求めて病院に尋ねます.しかし,納得の行く返答を貰うことができず,ついに裁判を起こすことに.

一審で棄却され,それでも戦い続けて二審で逆転勝利したとはいえ,その道のりは8年にも渡っているそうです.
社会と戦うことになったお二人に協力して下さった方は,ほんの僅かな方々だったようで,普通の人にはちょっと真似できないような努力の積み重ねだったのだと思います.


人間,判断に困ると,つい,多数の意見や大きな組織の意見に傾きがちだと思いますが,本当に責任を持つということは,自分で考え自分で判断する,という前向きな姿勢に繋がるのでしょう.

裁判の結果はともかく,責任を果たそうと努力している方々の様子を見守りたいですね...


21:54:54 | dk | No comments |

02 August

100年に一度のチャンス

100年に一度,かどうかは別として,日本の経済は,依然として水面下という感じが否めません.
ところで,暫く前に,「がっちりマンデー」という番組を友達から紹介され,以来,時々見るようになりました(寝坊して,暫くは見損ねてました).

今朝は,エステー株式会社の鈴木社長が招かれていましたが,とてもユニークな方ですね.
「3分で決断できなかったら,30年掛かっても決断できない」とか,「自分以外は,みんな抵抗分子」とか,「役員の連中とは仲良くしない」とか...
役員の連中と仲良くすると,仲良しクラブになってしまい,決断ができなくなる,というお話は,以前,「プロフェッショナル」で紹介されていたエルピーダメモリ株式会社の坂本社長のお話と共通しているようです.

ちなみに,坂本さんは,「答えはその場で出す」ことを念頭におかれていますが,その理由は,責任者が迷っていつまでも決断しないことこそ,最大の罪だ,というもの.
何処かの総理に聞かせてあげたいですね.

さて,鈴木さんは,会社の全体朝礼で,こんな話をされたようです.
「今は100年に一度のチャンス.何故なら,他の会社の社長の頭が働かないから...」
聞かされた社員の多くは,しっくりこないかも知れませんが,なんとなく納得せざるを得ない気持ちにさせられそうです.

多くの会社が足踏み・後退している今を,チャンスと見ない手はない,という趣旨のことは,色々なところで話されていると思いますが,社員のモチベーションを高めるには,説得力が必要.
理屈はさておき,相手に与える説得力こそが営業に求められる,ということを,改めて感じさせられました.

自分を振り返ってみると,「言い訳している暇があったら,もっとアイディアを絞れ」ってとこですかね.


08:50:53 | dk | No comments |