Archive for July 2009
31 July
努力と根性を感じさせる,木村八段
日本将棋連盟の homepage は,タイトル戦に出場する・した棋士の写真が一緒に掲載されていますが,現在もっともその数が多いのは,木村八段と山崎七段.どちらも2枚ずつで,第3回大和証券杯ネット将棋・最強戦の決勝は,このお二方.
第50期王位戦7番勝負の第3局が,昨日・今日で行われ,木村八段が深浦王位から勝利して,なんと3連勝!
先に結果が出ている棋聖戦では,フルセットの末,羽生さんに惜しくも敗れた木村さんですが,今年の勢いはそのままで,今,最も強い棋士の一人に違いないでしょう.
王位戦は,まだ決まったわけではありませんが,木村さんの勢いが優りそうな感じです.
あと一つ勝てば,ついに初タイトルです.
「千駄ケ谷の受け師」の異名をとる木村八段.
攻防に力を発揮する,暑い8月が待っていそうです...
20:47:09 |
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30 July
現代人は暑がり ?
暫く,梅雨のような日が続いてましたが,久しぶりに夏が戻って来たような感じでした.そんな今日,とある会議があり,お昼から都内へ.
午後の暑い時間帯に着いて,先に数名の方がいる部屋に入ると,どうも僕だけ反応が違ったようです.
誰もが「暑いですね〜」と言って挨拶するらしかったのですが,何事もなかったかのように入ったために,「暑くないんですか?」という趣旨の質問が...
暑いには暑い,んですが,(貧乏ゆえ)窓を開けてしのいでいる僕は,どうやら一般の人ほど暑さを感じていない,らしいです.
実際,この数日蒸し暑くて,よっぽど「ドライ」でエアコンを運転させようかと思ったのですが,「7月,エアコンを使わないで過ごせるか !?」という目標のようなものを立ててここまできてしまいました.
私の後に入ってきた人が,やはり「暑いですね〜」と言って部屋に入ってきて,「これが普通の反応ですよ...」と笑われてしまいました♪
「ケチって,風のある日はエアコン使ってないので...」と言い訳すると,「可哀想な奴...」とまでは言われませんでしたが,そういう雰囲気で一段落.
数10年前のエアコンがなかった時代,人々は暑い中,仕事は大変だったんだろうなぁ,と今更ながら感心します.
文明の利器から少しでも離れないと,現代の「当たり前」の有り難さって,分からないですね...
19:45:00 |
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26 July
夏,本番!
今日は絶好のお出かけ日和,というか,陽射しが強過ぎ!でした.朝は涼しかったのに,昼間は,まさにナツ〜って感じ.
今日は,久しぶりに関戸橋近くのバイク屋さんにお邪魔してました.
残念ながらハードに強くないので,たまにバイクを点検に出すのですが,先週電話で予約を入れた時には「雨が降らなければいいなぁ...」と願っていました.
でも,その願いが強過ぎたかも.
久しぶりに空が青く見えたのは,暫く雨に祟られたからでしょうね.
草木が風になびいています
以前は時々ジョギングもしていた多摩川の傍を散歩していると,風が吹いていてとても気持ちがいい一方で,風景はなんだかあまり変わってないのに,自分だけ歳をとってしまったような気も...
陽が暮れる前には戻ってきましたが,今度は,先日太陽を隠して一躍注目を浴びていた月が,夕焼けの中で,「コクの時間ですよ〜」っていいそうな表情に見えました...
23:31:30 |
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花火と fireworks
今月のトラッドジャパンでは,西陣織,魚の国,花火,そして,漆,の4つが取り上げられていました.日本の文化について,自分の知らないことが沢山紹介されていて,英語だけではなく,日本に関する再発見も相変わらず少なくありません.
今は,各地で花火大会が催されるシーズンですが,英語の fireworks の起源については知りませんでした.
イギリスが起源らしく,寒いイメージのある11月,Guy Fawkes Night という日にお祭りをする習慣があり,その大きな焚き火が fireworks となっているそうです.
1605年11月5日,ガイ・フォークスという人がイギリスの議会場を爆破しようと企て,それを阻止したことを記念して始まったそうですが,その焚き火の中央には,日本で言う「人柱」が立てられています.
学生時代,(天文関係の)サークル活動の一環で,長野の山中で合宿を行い,最後に(キャンプ)ファイヤーで盛り上がっていました.
その時,新入生の中から人柱が選ばれ,目一杯怖がらされるのですが,実のところ,なんで人柱を立てるんだろう?,という素朴な疑問がありました.それが,今になってようやくその疑問が解消された,というわけです.
日本の花火(firework display)とは,起源もイメージも異なる fireworks.
単に訳を覚えただけでは,なかなか伝わらないことも多いわけですね...
08:36:32 |
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22 July
月の影は 今いずこ?
今回の皆既日食,洋上を含めれば,日本で見られるのは46年ぶり,ではなく,21年ぶり(1988年3月18日:小笠原沖皆既日食)なのですが,マスコミはこぞって「46年ぶり」を強調してます.月食よりも日食の方が頻度は高いのですが,報道している人の多くは知らないのではないでしょうか.
それにしても,部分食でもいいから見たいと思っていたのに,私のところからは,見事に曇って太陽の位置すら確認できませんね.
ほんとうに残念!
ガッカリした方も少なくないと思いますが,天文現象は一種のギャンブルだと思っています.
日食を確実に見るには,飛行機で雲の上に出るしかありませんから.
21年前の小笠原沖の日食は,洋上で観測したのですが,その時のゾクゾクした興奮は,今でも覚えています.
僅かな晴れ間を探して船は東奔西走し,まさに雲と追いかけっこ.
頭上に見える素晴しいコロナ,輝くダイヤモンドリング,船上を踊るシャドーバンド,歓声を上げる人々...
皆既が過ぎて数分後には,雲に捕まってしまいましたが,船長さんの「(努力すれば)...道は拓ける」という,打ち上げの際の感想が印象的でした.
ちなみに,シャドーバンドは,興味を持って観測する方は少ないのですが,皆既の前後,太陽が非常に細いスリットのようになっている時に見えることが多い「影」のことで,小笠原沖の皆既日食の時には,このシャドーバンドの変化に驚きました...
僕も,またいつか Total Solar Eclipse を見に出掛けたいですね♪
11:47:00 |
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