Complete text -- "あから2010の実力"
11 October
あから2010の実力
将棋ソフトの最先端,やはり強かったですね.流行の振り飛車を採用した「あから2010」は,鍵となる角筋を生かし,清水さんに穴熊を完成させることなく,勝負をつけてしまいました.
予想通り,中盤で傾いた形勢をひっくり返すことができずに終局を迎えましたが,駒割(駒の損得)は,歩の差だけ.
そして,まさに「歩の無い将棋」の典型とも言えるくらい,歩の差が勝負を決めてしまいました.
最終図はソフトの圧勝ですが,一分将棋が続いた清水さんの頑張りも大したものですね.
私が一番印象に残ったのは,中盤で「あから」が自陣に打った5二金.
正に,「勝ちました!」という一手で,後は「あから」の寄せを見るだけ,と言ってもいいくらいです.
今の「あから」の実力は,恐らく,男性棋士のトップレベルと3回勝負して,一度は勝てる程度のレベルになっているでしょう.
評価関数を自分で作り出せるボナンザ(Bonanza)のアルゴリズムは,将棋以外の色々な応用分野にも役立つでしょうね...
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